特許
J-GLOBAL ID:200903060536418766

レポーター(標識)分子間相互作用を利用した分析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 葛和 清司
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2002004022
公開番号(公開出願番号):WO2002-088733
出願日: 2002年04月23日
公開日(公表日): 2002年11月07日
要約:
本発明は、エネルギー移動現象を物質の濃度測定の検出系に用いるにあたり、精度よくしかも高感度に測定をおこなうために、反応複合体中におけるエネルギー供与体と受容体の空間的配置を制御する方法およびそれを利用した測定系を提供することにある。測定対象物質に対して親和性を有する2種類の物質それぞれに、エネルギー移動を起こす組み合わせのレポーターを標識し、さらにこれらの物質を標識したものそれぞれに互いに弱い親和性を有する物質を標識した試薬と検体を混合し、反応複合体を形成させる。反応複合体中において互いに弱い親和性を有する物質どうしの親和性に基づく結合によりそれぞれの物質が空間的に近接し、その状態が安定に保持されるため、より効率的なエネルギー移動が起こる。
請求項(抜粋):
測定対象物質(X)に結合することができる物質(A)を第一レポーター(R1)で標識した第一試薬と、測定対象物質(X)に対し物質(A)とは異なる部位で結合することができる物質(B)を、第一レポーター(R1)と相互作用を引き起こす第二レポーター(R2)で標識した第二試薬とを用いる測定対象物質(X)の測定方法であって、 第一試薬が、第一レポーター(R1)と結合する物質(C)を含み、物質(A)および第一レポーター(R1)が直接結合するかまたは物質(C)を介して結合してなる試薬(A-R1-CまたはA-C-R1)であり、 第二試薬が、第二レポーター(R2)と結合し、物質(C)と親和性を有する物質(D)を含み、物質(B)および第二レポーター(R2)が直接結合するかまたは物質(D)を介して結合してなる試薬(B-R2-DまたはB-D-R2)であり、 第一試薬、第二試薬および測定対象物質が反応複合体を形成し、 該反応複合体における第一試薬中の物質(C)と第二試薬中の物質(D)との親和性に基づく結合により、第一レポーター(R1)と第二レポーター(R2)とが空間的に近接された状態で安定化され、これら2つのレポーター間に測定可能な相互作用が引き起こされる、前記測定方法。
IPC (4件):
G01N33/543 ,  G01N21/76 ,  G01N21/78 ,  G01N33/53
FI (5件):
G01N33/543 515A ,  G01N21/76 ,  G01N21/78 C ,  G01N33/53 D ,  G01N33/53 M

前のページに戻る