抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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圧密木材の特徴や加工原理と実用化への技術的課題への対応策を紹介した。圧密木材とは,繊維と直角方向に圧縮し緻密化された木材であり,単位断面積に占める細胞壁実質量の増加により,弾性率,強度,硬さ,熱伝導率などの物性が向上する特徴がある。圧縮率は圧縮量を被加工材厚さで除した値で,スギのような軟質材(低密度の樹種)ほど材料損傷を生じることなく大きな圧縮率まで圧密可能である。ロールプレス機等を用い限定された部位のみの密度を向上させ,材料の軽量性を保つ部分圧密も可能である。水分と熱に対して弾性回復を抑制し寸法を安定させる圧縮変形固定処理方法としては,熱処理・水蒸気処理と樹脂含浸硬化処理が主であり,昨今は前者が選択されるケースが多い。