抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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第一原理計算について連続掲載で解説を行なっているが,今回は実質的な初回として視点を原子から固体に向けた。初めに,原子の電子状態計算および固体の電子状態計算について述べ,水素のような電子一つを有する原子であれば電子状態を厳密に解くことができるが,電子を二つ以上持つ原子では非常に難しくなることを示した。解法について簡単に紹介した。この中で,周期的境界条件が意味するものとして,電荷中性の条件,真空準位が存在できないこと,外場の取り扱いおよび不完全な結晶の取り扱いについて解説した。次に,エネルギーバンド構造について取り上げ,自由電子近似,固体のバンド構造および金属のフェルミ面について解説した。