抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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第一原理計算の解説をシリーズで実施しているが,本稿においては各種方法論の紹介を行なった。ここで示した方法論は全電子法とカー・パリネロ法(CP法)であるが,主にCP法について解説した。筆者は,第一原理計算の発展の経緯においてCP法の出現が大きな節目であると考え,それ以前における手法との違い(計算の流れ)について示した。さらに,CP法のラグランジアン,CP法における波動関数の更新(波動関数更新の方法:最急降下法,波動関数の更新と直交化),CP法と断熱近似およびCP法と分子動力学について述べた。また,スーバーコンピュータとの関係および全電子法とCP法について触れ,大規模な系に対する第一原理計算としてCP法がより多く利用されていることを示した。