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J-GLOBAL ID：201102203846273199   整理番号：11A0991714

身のまわりの化学工学 冷蔵庫の熱力学と熱工学-第3回 低温発生の原理-

著者 (1件)： 木村勇雄
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 75  号： 6  ページ： 396  発行年： 2011年06月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 冷蔵庫での低温は膨張弁で発生させる。冷媒は膨張弁を通って低圧部に断熱不可逆的に移動する。不可逆過程なのでエントロピーは増大し,外部とのエネルギーのやリとりはないのでエンタルピーは変化しない。冷蔵庫が冷蔵庫として働くためには,低温を発生するだけでは不十分で,高温も発生させなければならない。冷蔵庫は「室温の熱で冷媒を蒸発させ,その蒸発熱で食品を冷やす」のではない。低温部から熱を奪うという不自然な作用を実現するために,少なからず無駄なエネルギーを使っている。

シソーラス用語： *化学工学 ,  *冷蔵庫 ,  *熱力学 ,  *熱工学 ,  低温技術 ,  膨張弁 ,  冷媒

分類 (1件)： 化学工学一般  (XA01000E)

引用文献 (3件)：

• TILLNER-ROTH, R. J. Phys. Chem. Ref. Data. 1994, 23, 657-729
• 木村勇雄. 化学工学. 2011, 75, 324
• 木村勇雄. 化学工学. 2011, 75, 250

タイトルに関連する用語 (7件)： まわり ,  化学工学 ,  冷蔵庫 ,  熱力学 ,  熱工学 ,  低温 ,  原理