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J-GLOBAL ID:201102253110740285   整理番号:11A0777436

オホーツク海で採取されたコアYK07-12PC3BにおけるLychnocanoma nipponica sakaiiとAmphimelissa setosaの放散虫生層序マーカーの存在

Occurrences of radiolarian biostratigraphic markers Lychnocanoma nipponica sakaii and Amphimelissa setosa in Core YK07-12 PC3B from the Okhotsk Sea
著者 (5件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 1-10 (WEB ONLY)  発行年: 2011年03月10日 
JST資料番号: U0140A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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コアYK07-12PC3Bはオホーツク海の中央の平坦部(北緯52度36分,東経150度8分;水深1049m)から採取され,後期更新世の2つの放散虫生層序マーカーである:Lychnocanoma nipponica sakaiiとAmphimelissa setosaに着目して5cm毎に解析された。A.satosaの67kaでの産出上限(LO)データはこれまでに発表されたLOに一致するものであった。しかしながらl.nipponia sakaiiの25kaはこれまでの北太平洋縁辺海での研究で発表されていた値から外れ,有意に若い年代であった。著者らはここにL.nipponica sakaiiの一般的な産出上限(LCO)の概念的使用を提案する。LCOはこの分類群のLOに一致し,これまで他の場所で発表された,とりわけオホーツク海平坦部の北部の外側においてより信頼できるものである。L.nipponika sakaiiのLCOは46kaで,LOよりも21kyrs古い。しかし,他の場所で発表されたLOとほぼ同じである。我々は,LCOは当研究海域以外の場所と比較できる実際的なデータであると主張する。別の説明をすれば,他の研究海域でのLOよりも有意に若いLOが得られたということは,下記の2つの理由が原因であるかもしれない。本研究は2つの生層序放散虫分類群マーカーに特別に,これまでの研究で行われたよりもはるかに詳細に微視的に着目し測定している。このため珍しい顕微的な計測を多数のマイクロスライドに関してLOのドキュメンテーションを行ったために,著者らがたった一つのマイクロスライドを測定したと見逃したのかもしれない。また,ゆっくりとした堆積速度のレジームにおいて上向きの輸送があったための生物擾乱の効果でL.nipponica sakaiiという希少なサンプルがLCOを優に上回って表れたのかもしれない。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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海洋地質学  ,  第四紀 

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