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J-GLOBAL ID：201202287540726226   整理番号：12A0606793

トマト退緑萎縮病(TCDVd)の伝染様式と防除対策

著者 (1件)： 松浦昌平 (広島県総合技研 農技セ)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 66  号： 4  ページ： 232-235  発行年： 2012年04月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ウイロイドは,250~400塩基の環状一本鎖RNAで構成される最小の病原体である。ウイロイドには,ポスピウイロイド科(Pospiviroidae)とアブサンウイロイド科(Avsunviroidae)の2科があり,各々5属および3属で構成されている。ポスピウイロイド科には,ジャガイモやトマトに被害を及ぼすジャガイモスピンドルチューバーウイロイド(PSTVd)がタイプ種となっているポスピウイロイド属には10種が含まれており,トマト退緑萎縮ウイロイドTomato chlorotic dwarf viroid(TCDVd)など6種がトマトに自然感染する。TCDVdは,日本において2006年に広島県内の施設トマト栽培において初めて発生した。ここでは,TCDVdの伝染様式として,種子伝染,接触伝染,土壌伝染,虫媒伝染について紹介するとともに,薬品による消毒法について述べた。

シソーラス用語： *トマト ,  *ウイロイド ,  *植物病原菌 ,  種子伝染 ,  土壌伝染 ,  感染 ,  虫媒 ,  植物病害 ,  病害防除
準シソーラス用語： *トマト退緑萎縮ウイロイド ,  直接伝染

分類 (2件)： ウイルスによる植物病害  (FC04054G) ,  野菜  (FC03043X)

引用文献 (10件)：

• 1) ANTIGNUS, Y. et al. (2007) : Plant Dis. 91 : 47 ~ 50.
• 2) KOENRAADT, H. et al. (2009) : Phytopathology 99 : s66.
• 3) 松下陽介・津田新哉(2008):植物防疫62:461~464.
• 4) ----・----(2010):同上64:27~30.
• 5) MATSUURA, Y. et al. (2011) : Eur. J. Plant Pathol. 130 : 441 ~ 447.

タイトルに関連する用語 (6件)： トマト ,  退緑 ,  萎縮病 ,  伝染 ,  様式 ,  防除対策