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J-GLOBAL ID：200902247661174410   整理番号：08A0885287

トマト退緑萎縮病の発生とその特徴-本邦のトマトで発生した新規ウイロイド病-

著者 (2件)： 松下陽介 (花き研) ,  津田新哉 (中央農業総合研究セ)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 62  号： 9  ページ： 461-464  発行年： 2008年09月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2006年広島県において,トマトに退緑,黄化等の症状を示す新病害が発生し,検討の結果,Tomato chlorotic dwarf viroid(TCDVd)によるものと判明し,和名をトマト退緑萎縮ウイロイド,病害名をトマト退緑萎縮病と命名した。本病はハサミなどから容易に伝染し,種子伝染も行う。宿主はナス科植物および一部のキク科植物で,無病徴感染を示すものもある。耐乾燥性,耐熱性も有する。防除は健全苗の使用,周辺の雑草管理,発病株・残渣の始末,手指洗いやハサミの消毒による。ウイロイドの検出には省力的なRT-PCR法が開発されている。

シソーラス用語： *トマト ,  *植物病害 ,  *ウイロイド ,  種子伝染 ,  ナス科 ,  キク科 ,  RT-PCR法 ,  宿主域 ,  潜伏感染 ,  病害防除 ,  耐干性 ,  耐熱性 ,  雑草防除 ,  広島県
準シソーラス用語： *Tomato chlorotic dwarf viroid ,  *トマト退緑萎縮ウイロイド ,  雑草管理 ,  *退緑萎縮病 ,  無病徴感染

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  ウイルスによる植物病害  (FC04054G)

引用文献 (14件)：

• ANTIGNUS, Y. et al.(2007): Plant Dis.91: 47~50.
• 千葉県 (2007): 平成19年度病害虫発生予察特殊報, 第4号.
• 広島県 (2007): 平成19年度病害虫発生予察情報特殊報, 第5号.
• HOSOKAWA, M. et al.(2005): J. Virol. Meth.131: 28~33.
• JAMES, T. et al.(2008): Plant Pathol.57: 400.

タイトルに関連する用語 (4件)： トマト ,  退緑 ,  萎縮病 ,  ウイロイド