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J-GLOBAL ID：201302290181419116   整理番号：13A0363733

オーステンパCr-Mo(SCM435)合金鋼のミクロ組織と機械的性質

Microstructures and Mechanical Properties of Austempering Cr-Mo (SCM 435) Alloy Steel

著者 (4件)： CHEN Cheng-yi (Dep. of Materials Sci. and Engineering, National Cheng Kung Univ.) ,  HUNG Fei-yi (Dep. of Materials Sci. and Engineering, National Cheng Kung Univ.) ,  LUI Truan-sheng (Dep. of Materials Sci. and Engineering, National Cheng Kung Univ.) ,  CHEN Li-hui (Dep. of Materials Sci. and Engineering, National Cheng Kung Univ.)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 54  号： 1  ページ： 56-60 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： SCM435はCr-Mo合金鋼であり,油浴法によって焼戻しマルテンサイトのマトリックスを作って通常用いられるが,薄板試験片では信頼性においていくらか問題がある。本研究ではダブルループタイプのSCM435薄板試験片にオーステンパ熱処理を行って,Cr-Moベイナイト組織を得,さらにそれからSCM435ベイナイト材料の機械的性質を調べることができた。実験データでは,オーステンパ温度830°C,25minの試験片の機械的性質の安定性が15minのそれより良好であった。オーステナイト粒径は,薄板ベイナイト試験片の強さに影響を及ぼした。830°C,25minでオーステンパおよび290°Cで塩浴後,310および330°Cでの塩浴試験片のそれより極限引張強さ(UTS)の安定性はより良好であった。すべての試験片の平均硬さは,HRA70より高かった。830°C,25minでオーステンパおよび290°C,30minでの塩浴の試験片は,オーステナイト粒径がより大きく,残留γ相は11.4vol%であった。また,硬さと強さがより高かった。オーステンパSCM435合金は,したがって従来の油焼戻しマルテンサイト処理と比較して引張強さを改善した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *中炭素合金鋼 ,  *低合金鋼 ,  *金属組織 ,  *機械的性質 ,  オーステンパ ,  クロム含有合金 ,  モリブデン含有合金 ,  薄板 ,  ベイナイト ,  安定性 ,  引張強さ ,  押込硬さ ,  オーステナイト ,  焼戻 ,  結晶粒度
準シソーラス用語： *SCM435

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (12件)：

• 1) R. Murakami, D. Yonekura and T. Murayama: Int. J. Modern Phys. B 17 (2003) 1697–1703.
• 2) H. Itoh, M. Ochi, I. Fujiwara and T. Momoo: JSME Int. J. Ser. B Fluids Therm. Eng. 47 (2004) 316–322.
• 3) A. Abdollah-Zadeh, A. Salemi and H. Assadi: Mater. Sci. Eng. A 483–484 (2008) 325–328.
• 4) B. Avishan, S. Yazdani and S. H. Nedjad: Mater. Sci. Eng. A 548 (2012) 106–111.
• 5) H. Bhadeshia: J. Phys. IV 7 (1997) C5-367–C5-376.

タイトルに関連する用語 (7件)： オーステンパ ,  Cr ,  Mo ,  SCM435 ,  合金鋼 ,  ミクロ組織 ,  機械的性質