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J-GLOBAL ID:201602228887184115   整理番号:16A0661095

全金属芳香性[Sb3Au3Sb3]3-サンドイッチ錯体における化学結合の性質について

On the nature of chemical bonding in the all-metal aromatic [Sb3Au3Sb3]3- sandwich complex
著者 (7件):
資料名:
巻: 18  号: 19  ページ: 13423-13431  発行年: 2016年05月21日 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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最近のコミニュケーションにおいて,全金属芳香性サンドイッチ[Sb3Au3Sb3]3-が合成され,特性化されている。著者等はここに,この特異なクラスタの化学結合に対する,カノニカル分子軌道(CMO),適合性自然密度分配(AdNDP),Wiberg結合次数,軌道組成解析等の多くの計算ツールを利用する密度汎関数(DFT)研究を報告した。24電子の三角柱サンドイッチは,本質的に電子不足であり,六つのSb-Sb,三つのAu-Au,六つのSb-Au結合により維持されている。標準的な定性的結合解析は,全てのCMOは主に三つのSb3/Au3/Sb3層上に局在化しており,CMOに基づく三つのAu 6sは完全に占有されており,そして三つの余分な電荷は二つのcyclo-Sb3配位子に均等に共有されることを示唆した。この結合の描画はゼロ次モデルと呼ばれ,ここではクラスタは形式上[Sb31.5+Au33-Sb31.5+]3-あるいは[Sb30Au33-Sb30]と定式化される。しかし,この系は上記の描画よりもより複雑で共有結合的である。全部で33のうち17のCMOが著しいSb→Au電子供与およびSb←Au逆供与に関与し,これは共有結合の特性であり電子をSb3およびAu3から層間エッジに有効に再配分した。この効果は,CMOに特定できるこのような一つの結合もないという事実にもかかわらず,AdNDP解析から明らかなように,集団的に三つのSb-Au-Sb三中心二電子(3c-2e)σ結合を導いた。17のCMOに対する軌道組成解析は,電子供与および逆供与が系内で電荷を,ゼロ次モデルにおける形式的Sb30/Au33-電荷状態から,自然結合軌道解析から明らかな有効なSb31.5-/Au30電荷状態へ再配分する定量的理解を可能にした。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
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無機化合物一般及び元素  ,  原子・分子のクラスタ  ,  分子化合物 
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