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J-GLOBAL ID：201602264227392944   整理番号：16A0413694

イチゴ種子繁殖型品種「よつぼし」の長日処理による花成誘導

Long-day treatment to induce flowering in the seed-propagated strawberry cultivar ‘Yotsuboshi’

著者 (11件)： 井口工 (香川県農試) ,  牛田均 (香川県農業大学校) ,  森利樹 (三重県農研) ,  北村八祥 (三重県農研) ,  小堀純奈 (三重県津地域農業改良普及セ) ,  今村仁 (農研機構 九州沖縄農業研究セ) ,  鶴山浄真 (山口県農林総合技セ) ,  西田美沙子 (山口県農林総合技セ) ,  前田ふみ (千葉県農林総合研究セ) ,  濱野恵 (農研機構 東北農業研究セ) ,  木村文彦 (北海道花・野菜技セ)
資料名： 香川県農業試験場研究報告  (Bulletin of Kagawa Prefecture Agricultural Experiment Station)
号： 66  ページ： 27-35  発行年： 2016年03月 
JST資料番号： Z0183A  ISSN： 0374-8804  CODEN： KNKHA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： イチゴ種子繁殖型品種「よつぼし」の促成栽培での長日処理による花成誘導技術開発のため,全国7地域の公的機関において連携試験を実施した。また,長日処理による花成誘導条件を解明するため香川農試において,幼若性および播種時期と葉齢の影響について調査した。1.連携試験の結果,「よつぼし」は盛岡以北で8葉期からの長日処理でも効果が認められたが,高温条件に影響されやすく,千葉県以南の促成栽培では,苗齢14葉で8月下旬からの長日処理が花成誘導に有効と考えられた。2.幼若性に関して,自然温度での長日処理は展開本葉12~13葉,25°C恒温での長日処理では展開本葉8~9葉頃に花芽分化すると思われ,この頃に幼若相を脱すると推定された。また,葉齢が進むほど花成促進が容易であることを確認した。3.播種時期と葉齢の試験結果より,6葉,8葉期からの長日処理は花成促進効果が認められず,10葉期は効果が不安定で,12葉期になると効果はそれより安定した。ただし,処理期間の温度の影響が大きいことがわかった。さらに,品種の特性として,早生性による出蕾時期の存在が認められた。(著者抄録)

シソーラス用語： *イチゴ ,  *長日処理 ,  *栽培管理 ,  時期 ,  促成栽培 ,  年齢 ,  温度
準シソーラス用語： *よつぼし ,  *花成誘導 ,  栽培温度 ,  栽培管理作業 ,  播種時期 ,  品種特性 ,  葉齢

分類 (1件)： 果樹  (FC03042G)

タイトルに関連する用語 (7件)： イチゴ ,  種子 ,  繁殖 ,  品種 ,  よつぼし ,  長日処理 ,  花成誘導