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J-GLOBAL ID：201602288258391982   整理番号：16A1268713

パーフルオロアレーンの1,3-ブタジエンおよびアリールGrignard試薬とのアニオン性Ni(II)錯体によって促進される多成分カップリング反応

Multicomponent Coupling Reaction of Perfluoroarenes with 1,3-Butadiene and Aryl Grignard Reagents Promoted by an Anionic Ni(II) Complex

著者 (6件)： IWASAKI Takanori (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  FUKUOKA Asuka (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MIN Xin (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  YOKOYAMA Wataru (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KUNIYASU Hitoshi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KAMBE Nobuaki (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Organic Letters  (Organic Letters)
巻： 18  号： 19  ページ： 4868-4871  発行年： 2016年10月07日 
JST資料番号： W1171A  ISSN： 1523-7060  CODEN： ORLEF7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： C₆F₆,1.3当量の臭化アリールマグネシウムおよび3当量のブタジエンとをTHF中各10mol%のNiCl₂とPPh₃存在下に30°Cで処理すると,(E)-8-アリール-3-ペンタフルオロフェニル-1,6-オクタジエンが収率54~80%で生成した。アリールGrignard試薬の置換基としてはMe,MeO,Ph,F,Cl,Me₂N基などが対応した。またMe,CF₃,MeO,MeS,TsO,NMe₂,あるいはCONEt₂置換ペンタフルオロベンゼンもそのp位で収率46~81%で反応した。Ni(cod)₂,ブタジエン,PhLiとをEt₂O中で反応させた後12-Cr-4を加え,NiPh(η¹,η³-C₈H₁₂)・Li(12-Cr-4)₂錯体を単離し,X線で構造決定した。同様にしてアリールGrignard試薬から調製したアニオン性Ni錯体はC₆F₆と反応し,1,6-ジエン体を与えた。

シソーラス用語： *Grignard試薬 ,  *アルカジエン ,  塩化ニッケル ,  ニッケル錯体 ,  *ニッケル触媒 ,  ニッケル化合物 ,  臭化物 ,  *化学反応 ,  *三成分系 ,  置換基効果 ,  *カップリング反応 ,  *芳香族フッ素化合物 ,  錯体生成 ,  反応機構
準シソーラス用語： *三成分反応

分類 (2件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  その他の触媒  (CB06123Z)

物質索引 (4件)： 1,3-ブタジエン ,  4-フルオロフェニルマグネシウムブロミド ,  ヘキサフルオロベンゼン ,  3-(ペンタフルオロフェニル)-8-(4-フルオロフェニル)-1,6-オクタジエン

タイトルに関連する用語 (7件)： ブタジエン ,  Grignard試薬 ,  アニオン性 ,  Ni ,  錯体 ,  促進 ,  カップリング反応