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J-GLOBAL ID：201702213170398282   整理番号：17A0281609

システイン及びローダミン6Gで修飾した銀ナノ粒子上Cu(II)への競走結合に基づくピロリン酸塩のSERS測定

SERS assay for pyrophosphate based on its competitive binding to Cu(II) ion on silver nanoparticles modified with cysteine and rhodamine 6G

著者 (7件)： LUO Lan (Jilin Univ., Changchun, CHN) ,  CHEN Yanhua (Jilin Univ., Changchun, CHN) ,  ZHANG Lixia (Jilin Univ., Changchun, CHN) ,  LI Yaru (Jilin Univ., Changchun, CHN) ,  LI Hongli (Jilin Univ., Changchun, CHN) ,  ZHANG Hanqi (Jilin Univ., Changchun, CHN) ,  TIAN Yuan (Jilin Univ., Changchun, CHN)
資料名： Microchimica Acta  (Microchimica Acta)
巻： 184  号： 2  ページ： 595-601  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： D0076A  ISSN： 0026-3672  CODEN： MIACAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オーストリア (AUT)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ピロリン酸イオン(PPi)の表面増強Raman分光法(SERS)による定量法を開発した。銀ナノ粒子(AgNPs)を既報(Nat.Nanotechnol.3(2008)548)に従いシステイン(Cys)及びローダミン6G(R6G)で修飾,機能化し,使用した。機能化AgNPs溶液200μLとPPiを含む試料溶液200μLを混合し,これに3mmol・L^-1 Cu²⁺溶液を適当量加える。数分後SERS測定に供す。1511cm^-1のR6G SERSピークの面積変化を定量に供した。PPiの存在で,PPiとCu(II)との強いアフィニティーのため,機能化AgNPsの凝集が阻害され,SERS信号の減少が起きることを測定原理としている。PPi濃度0.1-80μMの範囲で定量性があり,検出限界は20nMである。添加尿及び血清試料の分析に本法を適用した結果,回収率95.2-100.5%と言う良い結果を得た。

シソーラス用語： *ピロリン酸塩 ,  *ナノ粒子 ,  含硫アミノ酸 ,  芳香族アミン ,  金属イオン ,  銅化合物 ,  *表面増強Raman分光法 ,  ナトリウム ,  *分光光度定量 ,  銀 ,  凝集 ,  血清中濃度 ,  尿中排泄 ,  *紫外可視吸収スペクトル ,  脂肪族アミン ,  チオール ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  酸素複素環化合物 ,  キノイド化合物 ,  インモニウム ,  芳香族縮合化合物 ,  カルボン酸エステル ,  第二アミン ,  脂肪族アルコール ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリカルボン酸 ,  カルボン酸塩
準シソーラス用語： *銀ナノ粒子 ,  銅イオン(2+) ,  ピロリン酸ナトリウム

分類 (2件)： 無機化合物の物理分析  (CC03024P) ,  分析試薬  (CC02030D)

物質索引 (4件)： システイン ,  ローダミン6G ,  クエン酸 ,  クエン酸ナトリウム

タイトルに関連する用語 (6件)： システイン ,  ローダミン6G ,  修飾 ,  銀ナノ粒子 ,  Cu ,  ピロリン酸塩