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J-GLOBAL ID:201702215315622001   整理番号:17A0683846

繁殖成績向上のために今後期待される研究 02 子宮からのアプローチ:上皮成長因子と妊娠率

著者 (1件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 102-106  発行年: 2017年06月01日 
JST資料番号: X0148A  ISSN: 0912-1501  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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筆者は子宮機能調節因子の1つである上皮成長因子(EGF)の発現異常が受胎低下につながる機序の解明およびその対策に関する研究を進めている。ここでは精漿成分を用いた子宮でのEGF濃度正常化の試みについて,現状と臨床応用の準備状況を紹介した。ウシの子宮内膜におけるEGF濃度は発情後2~3および13~14日目にそれぞれピークを持つ周期的変化を示す。発情後13~14日目にに見られる子宮でのEGF濃度の増加は,黄体退行を抑制し妊娠性率を助ける。リピートフリーダー牛および高泌乳牛の子宮内膜EGF濃度と受胎率の関係について,1)血中性ステロイドホルモン濃度異常による胚死滅の増加,2)子宮でのEGF濃度と受胎率の関係,につき解説した。精漿による子宮内膜でのEGF濃度の正常化について,1)ホルモン製剤を用いたEGF濃度の正常化処置,2)精漿を用いた子宮内膜でのEGF濃度正常化処置,につき解説した。精漿蛋白質を用いた受胎性向上処置の臨床応用について,1)精漿成分を活用する治療処置の実用化,2)精漿機能の解明による新たな予防・治療処置の開発への展開,につき解説した。子宮でのEGF濃度異常を示すリピートブリーダー牛は,牛群全体の約5%と推定されており,本技術の実用化はリピートブリーダー対策として貢献するであろう。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
牛  ,  繁殖管理 

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