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J-GLOBAL ID：201702217410592399   整理番号：17A0591068

アミロース-ポリ乳酸包接超分子ポリマーの化学-酵素合成

著者 (2件)： 田中知成 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科) ,  門川淳一 (鹿児島大 大学院理工学研究科)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 53  号： 5  ページ： 170-178  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホスホリラーゼを触媒,α-D-グルコース1-リン酸(G-1-P)をモノマー,マルトへプタオース(G₇)をプライマーとする酵素触媒重合反応を,”つる巻き重合”と呼ぶ。つる巻き重合におけるゲストポリマーの末端にプライマーのG₇を結合したプライマー-ゲストポリマー複合体を化学合成し,これを用いてつる巻き重合を行うと,アミロースとゲストポリマーから構成される新奇な高分子の集合体(超分子ポリマー)が合成できる。本総説では,ポリ-_L-乳酸(PLLA)の末端にG₇を有するプライマー-ゲストポリマー複合体の化学合成と,これらを用いたつる巻き重合によるアミロース-PLLA包接超分子ポリマーの合成,および得られた超分子ポリマーのマテリアル化について概説した。

シソーラス用語： 酵素触媒重合 ,  鎖延長反応 ,  *アミロース ,  *超分子構造 ,  超分子 ,  複合体 ,  分子集合体 ,  *PLLA ,  *包接化合物 ,  酵素的合成 ,  グルコシルトランスフェラーゼ ,  触媒 ,  末端基 ,  グリコシル化 ,  錯体生成
準シソーラス用語： ホスホリラーゼ ,  超分子ポリマ

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  重合反応一般  (CG04010H)

物質索引 (2件)： α-D-グルコース1-りん酸 ,  マルトヘプタオース

引用文献 (43件)：

• S. Shoda, H. Uyama, J. Kadokawa, S. Kimura, S. Kobayashi, Chem. Rev., 116, 2307 (2016).
• J. Seibel, H.-J. Jördening, K. Buchholz, Biocat. Biotrans., 24, 311 (2006).
• T. Murata, T. Usui, Trends Glycosci. Glycotechnol., 12, 161 (2000).
• S. Shoda, “Enzymatic glycosylation” in Glycoscience, Vol. II, p.1465, Springer, New York (2001).
• J. Thiem, “Enzymatic glycosylation by hydrolases” in Glycoscience, Vol. II, p. 1387, Springer, New York (2008).

タイトルに関連する用語 (5件)： アミロース ,  ポリ乳酸 ,  超分子ポリマー ,  化学 ,  酵素合成