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J-GLOBAL ID:201702228748876021   整理番号:17A0509550

HEK293細胞で安定に発現するP123S変異体ペンドリンの局在を救済する新しい分子シャペロンとしての(2-アミノフェニル)メタノールの発見

Discovery of (2-aminophenyl)methanol as a new molecular chaperone that rescues the localization of P123S mutant pendrin stably expressed in HEK293 cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 2601-2608  発行年: 2017年05月01日 
JST資料番号: W0556A  ISSN: 0968-0896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Pendred(ペンドレッド)症候群は,最も一般的な症候群の難聴である。これは,ペンドリンをコードするSLC26A4遺伝子の突然変異と関連しており,内耳における内リンパのイオン濃度を塩化物/重炭酸塩トランスポーターとして作用する可能性が最も高いと考えられている。SLC26A4遺伝子の突然変異は,感音難聴の原因である。本研究では,P123S変異体ペンドリンを発現する安定したHEK293細胞株を樹立し,CellInsightを用いた画像分析により薬理学的シャペロン活性を示す化合物のスクリーニング方法を開発した。96ウェルプレートの各ウェルにおける染色細胞の形態学的分析により,化合物ライブラリーから6つの化合物を得た。さらに,FLUOVIEWを用いたHEK293細胞におけるP123S変異体ペンドリンの細胞内局在の蛍光強度解析と細胞毒性実験により,(2-アミノフェニル)メタノールはP123S変異体のペンドリンを救済する最も有望な分子シャペロンであることを明らかにした:細胞膜(M)/細胞質(C)比は0.3mM及び0.1mMの濃度においてそれぞれ1.5及び0.9であり,細胞培地から化合物を除去後12時間まで持続効果が観察された。以前,P123S変異体ペンドリンの分子シャペロンとして発見されたサリチル酸塩のM/C比は10mM濃度で約1であり,6時間後に持続効果は観察されなかったので,(2-アミノフェニル)メタノールはサリチル酸塩より100倍以上強力で,持続効果はより長いことを示した。これらの知見から,(2-アミノフェニル)メタノールは,ペンドレッド症候群患者の治療剤として魅力的な候補であることが示唆された。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  窒素複素環化合物一般 
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