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J-GLOBAL ID：201702230857547033   整理番号：17A0790874

定時性に着目したバンコクにおける BRT の評価に関する研究

著者 (5件)： 田原正博 (横浜国立大学大学院 都市イノベーション学府都市地域社会専攻) ,  中村文彦 (横浜国立大学) ,  田中伸治 (横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院) ,  三浦詩乃 (横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院) ,  有吉亮 (横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院)
資料名： 交通工学論文集(Web)  (JSTE Journal of Traffic Engineering (Web))
巻： 3  号： 4  ページ： A_46-A_53(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0617A  ISSN： 2187-2929  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,幹線的公共交通手段としてバンコクで 2010 年に導入されたものの,開業から五年経過した時点でも利用者数等の数値目標に到達していない BRT (Bus Rapid Transit) の分析を試みた。観測調査結果から,定時運行の妨げとなっている要因を見出し,利用者・非利用者を対象とした意識調査により需要の側面から BRT の評価分析を行った。結果,バンコク BRT は特にピーク時は積み残しが発生するほどの需要が既にあること,Bus Rapid Transit の “Rapid” に対応する定時性の評価を高めることが総合的な BRT 満足度の向上,支払意思額の向上や運賃制度変更に対する意識向上にも寄与することが明らかになり,定時性向上がバンコク BRT の安定的経営につながる可能性があることを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： タイ王国 ,  公共輸送機関 ,  *バス優先システム ,  利用調査 ,  *意識調査 ,  *因子分析 ,  *運行管理 ,  管理
準シソーラス用語： BRT ,  バンコク ,  時間管理

著者キーワード (10件)： 新興国 ,  幹線的公共交通システム ,  専用走行区間 ,  支払意思額 ,  意識調査 ,  Developing countries ,  Mass Transit System ,  Dedicated lane ,  Willingness to pay ,  Awareness survey

分類 (3件)： 道路輸送・サービス一般  (TB01010O) ,  交通調査  (TB01031B) ,  輸送管理  (TB01060R)

引用文献 (11件)：

• 1) 中村文彦・牧村和彦・外山友里絵:バスがまちを変えていく,一般財団法人計量計画研究所,2016
• 2) Lloyd Wright, Walter Hook (The Institute for Transportation Development Policy):Bus Rapid Transit Planning Guide,pp.687-717,pp.757-782,2007
• 3) Gerhard Menckhoff:SOME COMMENTS ON PROPOSED BRT SCORING SYSTEM,ITDP Transport Systems Summit 講演資料,2011
• 4) The Institute for Transportation Development Policy:The BRT Standard 2014 Edition,2014
• 5) 外山友里絵, 中村文彦:発展途上国大中都市への BRT 導入に関する研究-クリチバ・ボゴタ・ジャカルタから学んで-,都市計画学会論文集,No.47 Vol.3, pp.343-348, 2012

タイトルに関連する用語 (5件)： 着目 ,  バンコク ,  BRT ,  評価 ,  研究