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J-GLOBAL ID:201702236237274639   整理番号:17A0052332

初期治療的処置後の肝細胞癌再発を予防するメロキシカム(Cox-2阻害薬)の無作為抽出試験

A randomised controlled trial of meloxicam, a Cox-2 inhibitor, to prevent hepatocellular carcinoma recurrence after initial curative treatment
著者 (8件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 799-806  発行年: 2016年09月 
JST資料番号: A1018A  ISSN: 1936-0533  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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肝切除やマイクロ波アブレーションといった治療的処置の後でも,肝細胞癌(HCC)の再発率は高いため,HCC再発を効果的に抑制することができる化学的予防薬剤が必要とされる。HCCにおいてシクロオキシゲナーゼ?2(Cox-2)が過剰発現することが最近わかってきた。Cox-2阻害薬がHCCに対する化学的予防治療となる可能性がある。本無作為抽出試験(RCT)では,初期治療的処置後のHCC再発を予防するため,臨床的に使用されるCox?2阻害薬メロキシカムの可能性を調査した。2008年7月から2011年4月までに当施設において合計232例の連続した患者が,HCCの初期治療として,肝切除および/またはマイクロ波アブレーションを受けた。腎機能不良,非ステロイド性抗炎症薬関連潰瘍の既往歴,または多発癌のため8例の患者を除外した。残りの224例の患者を,対照群(n=113)またはメロキシカム群(n=111)にランダム化した。メロキシカム群の患者には,1日15mgのメロキシカム(1日3回5mg服用)をできるだけ長期間投与した。全生存率(OS)と無症候生存(DFS)率を確定した。メロキシカム群の1年,3年,5年OS率はそれぞれ,95.4%,82.4%,70.1%であった。対照群ではそれぞれ98.2%,85.1%,71.5%であった(p=0.9549)。同様にメロキシカム群のDFS率はそれぞれ89.2%,53.9%,44.0%で,対照群ではそれぞれ86.5%,57.0%,43.4%であった(p=0.6722)。B型もしくはC型肝炎ウイルス感染患者を含む集団のOSとDFSにおいて,メロキシカム群と対照群の間に有意差は見られなかった。しかしながら,ウイルス性肝炎(NBNC-HCC)のない患者を分析したサブグループでは,DFSに関してメロキシカム群(1年DFS,92.3%;3年DFS,75.8%;5年DFS,70.4%)と対照群(1年DFS,83.3%;3年DFS,48.1%;5年DFS,得られず)の間に有意差があった(P=0.0211)。Cox-2阻害薬メロキシカムの投与は,NBNC-HCC患者における初期治療的処置後のHCC再発を抑制する可能性がある。Copyright 2016 The Author(s) Translated from English into Japanese by JST.
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消化器の腫よう 
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