文献
J-GLOBAL ID:201702245852134697   整理番号:17A0830984

表現型的,生理学的および生化学的分析はイネにおけるセレンに誘発された植物毒性への洞察を提供する【Powered by NICT】

Phenotypical, physiological and biochemical analyses provide insight into selenium-induced phytotoxicity in rice plants
著者 (7件):
資料名:
巻: 178  ページ: 212-223  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究はSe誘起植物毒性への洞察を得るために高いセレン(Se)濃度に曝露されたイネ植物の表現型,生理学的および生化学的変化を調べた。結果は過剰なSeに対するイネ植物の曝露はクロロフィル,カロチノイド及び可溶性蛋白質の減少したレベルに関連した成長遅延とバイオマス減少をもたらすことを示した。低水分状態,糖およびプロリンレベルの増加は,イネ植物のSe誘起浸透圧ストレスを示した。根,葉鞘と葉中のSe含有量の測定は,Seは葉とそれに続く葉鞘と根で高度に蓄積されたことを明らかにした。Seは酸化代謝を障害することによりその毒性を増強し,過酸化水素,スーパーオキシドおよび脂質過酸化産物の蓄積増加によって証明された。Se毒性もグルタチオンのレベルとスーパーオキシドジスムターゼ,グルタチオン-S-トランスフェラーゼ,グルタチオンペルオキシダーゼの活性を上昇させることにより非同期抗酸化系を示したが,アスコルビン酸のレベルとカタラーゼ,グルタチオンレダクターゼとデヒドロアスコルビン酸レダクターゼの活性を減少させた。さらに,SeはグリオキサラーゼIおよびIIの活性,特に高濃度のSeを阻害することによりメチルグリオキサール毒性を誘発した。まとめると,著者らの結果は,過剰なSeはクロロシスを誘導し,還元糖,蛋白質および抗酸化剤含量,酸化ストレスとメチルグリオキサール毒性を悪化させるによるイネ植物に及ぼす植物毒性効果を引き起こすことを示唆した。Se,プロリンおよびグルタチオンの蓄積レベルは,イネのSe誘起植物毒性の程度を示すのに効率的なバイオマーカーと考えることができ,おそらく他の作物である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物に対する影響  ,  重金属とその化合物一般 

前のページに戻る