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J-GLOBAL ID:201702254093917500   整理番号:17A0322112

オオタバコガ(Helicoverpa armigera)における抗酸化防御において重要な役割を果たす3新規グルタレドキシン遺伝子の分子同定【Powered by NICT】

Molecular identification of three novel glutaredoxin genes that play important roles in antioxidant defense in Helicoverpa armigera
著者 (6件):
資料名:
巻: 75  ページ: 107-116  発行年: 2016年 
JST資料番号: D0873A  ISSN: 0965-1748  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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チオールトランスフェラーゼとして知られる,グルタレドキシン(Grx)は細胞内酸化還元バランスを維持し,植物と哺乳類における酸化損傷から細胞を保護するのに重要な役割を果たしている。GrxはガH elicoverpa armigeraを用いた昆虫における抗酸化防御に重要な役割を果たしているかどうかを調べた。三新規Grx遺伝子の完全長c DNA配列,HaGrx,HaGrx3,HaGrx5を得た。配列分析はHaGrxは高いアミノ酸同一性(58% 78%)と他の選択された昆虫種由来の相同体と保存された酸化還元活性のCPYCモチーフを共有することを示した。とは対照的に,HaGrx3とHaGrx5は,保存された触媒ドメイン,CGF(S/G)モチーフを共有し他のオーソロガス遺伝子であった。定量的リアルタイムPCRの結果は,HaGrx,HaGrx3,HaGrx5は発現の空間依存パターンを時間的に及び示したことを明らかにした。HaGrx,HaGrx3,HaGrx5のmRNA発現は種々の温度応力とH_2O_2処理により誘導された。さらに,H.armigera幼虫におけるHaGrx,HaGrx3,HaGrx5のノックダウンを調査し,選択した酸化防止遺伝子の大部分はアップレギュレーションされたことを見出した。Tpxはダウンレギュレーションし,これらの抗酸化遺伝子の相補的機能のさらなる解釈が必要である。は抗酸化酵素活性および代謝産物含量に及ぼすHaGrx,HaGrx3,HaGrx5ノックダウンの影響を調べた。SOD,CAT,およびPOD,過酸化水素,アスコルビン酸,蛋白質カルボニル,及び全GSHの代謝物含量の酵素活性はHaGrx,HaGrx3,HaGrx5のRNAi仲介ノックダウン後に増加した。これらの結果は,HaGrx,HaGrx3,HaGrx5はオオタバコガ(Helicoverpa armigera)の抗酸化防御において重要な役割を果たし,昆虫グルタレドキシンファミリー遺伝子の生理機能の更なる詳細な研究のための理論的基礎を提供したという著者らの仮説を支持した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (4件):
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遺伝子発現  ,  分子遺伝学一般  ,  動物の生化学  ,  害虫に対する農薬 
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