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J-GLOBAL ID：201702260383129618   整理番号：17A0006210

プラズマ援用によるZn²⁺含有アルカリ水溶液からのZn(OH)₂とZnOの化学合成

Plasma Induced Chemical Synthesis of Zn(OH)₂ and ZnO from Alkaline Aqueous Solutions Containing Zn²⁺

著者 (1件)： 山口浩一 (名古屋市工研)
資料名： 名古屋市工業研究所研究報告  (Research Reports of Nagoya Municipal Industrial Research Institute)
号： 101  ページ： 1-5  発行年： 2016年12月 
JST資料番号： F0214A  ISSN： 0369-3333  CODEN： NASKAR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 種々の機能性材料としての応用が期待されている酸化亜鉛(ZnO)の大気圧プラズマ処理による合成について検討した。プラズマ処理により,溶液中のエチレンジアミン(en)が分解し,それによってZn²⁺-en錯体が減少しZn(OH)₂が増加する方向に平衡が移動し,Zn(OH)₂あるいはZnOの沈殿形成が生じる。発光スペクトルにおけるOHラジカルピークの強度より,パルス電源の周波数が増加すると酸化力が強いOHラジカルの生成が増加し,enの分解速度が大きくなることがわかった。沈殿物の走査型電子顕微鏡及びX線回折の測定より,60°Cでは塊状の斜方晶のZn(OH)₂が生成し,80°Cでは棒状のウルツ鉱型ZnOが生成することが明らかになった。

シソーラス用語： *プラズマ処理 ,  *酸化亜鉛 ,  金属イオン ,  *水酸化物 ,  沈殿 ,  発光スペクトル ,  ヒドロキシルラジカル ,  速度 ,  分解 ,  電子顕微鏡観察 ,  走査電子顕微鏡 ,  X線回折分析 ,  斜方晶系 ,  ウルツ鉱型結晶 ,  亜鉛錯体 ,  周波数依存性 ,  大気プラズマ ,  電源装置 ,  平衡状態 ,  アンミン錯体 ,  アルキレンジアミン ,  ジアミン ,  第一アミン
準シソーラス用語： X線回折法 ,  パルス電源 ,  OHラジカル ,  亜鉛イオン ,  *水酸化亜鉛 ,  走査型電子顕微鏡法 ,  大気圧プラズマ ,  沈殿析出 ,  分解速度

分類 (1件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

物質索引 (1件)： エチレンジアミン

引用文献 (25件)：

• B. R. Locke, M. Sato, P. Sunka, M. R. Hoffman and J. -S. Chang : Ind. Eng. Chem. Res. 45 [3], pp.882-905 (2006).
• 白藤立,齋藤永広,高井治,栃久保文嘉,安岡康一,金子俊郎,石島達夫,高橋憲司,竹内希,白井直機:表面科学 34[10], pp.547-552(2013).
• 佐藤正之:応用物理 69[3], pp.301-304(2000).
• 安岡康一,前原常弘,佐藤正之:J. Plasma Fusion Res. 84[10], pp.679-684(2008).
• T. Ishijima, H. Hotta and H. Sugai: Appl. Phys. Lett. 91, 121501 (2007).

タイトルに関連する用語 (6件)： プラズマ ,  援用 ,  アルカリ水溶液 ,  Zn ,  ZnO ,  化学合成