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J-GLOBAL ID：201702260671525055   整理番号：17A0655858

「セルロースの実験と解析法」シリーズ 第35回 バイオエタノール製造関連の糖分析手法

著者 (2件)： 天野良彦 (信州大) ,  水野正浩 (信州大)
資料名： Cellulose Communications  (Cellulose Communications)
巻： 24  号： 2  ページ： 75-78  発行年： 2017年06月01日 
JST資料番号： L3993A  ISSN： 1342-730X  CODEN： CCOMFD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セルロースなどを主原料とする非可食バイオマスからバイオエタノールを生産する際,変換される糖質は単糖だけでなく未分解のオリゴ糖も生産されることから,糖質を分析する必要性が生じる。本稿では,そのような糖質を定性または定量する方法について紹介した。まず,バイオマスの単糖組成分析や酵素糖化試験を行う際の定性分析には,薄層クロマトグラフィーが比較的短時間かつ簡便に行える手法である。また,細胞壁の構成成分であるセルロースやヘミセルロースを酵素糖化する際,生成した糖量を定量する方法として,生成還元糖量測定,単糖分析及びオリゴ糖分析,酵素法を紹介した。オリゴ糖類の構造分析手法として,マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析装置を用いる方法がある。

シソーラス用語： *セルロース ,  バイオマス ,  *生物燃料 ,  脂肪族アルコール ,  単糖類 ,  少糖類 ,  化学組成 ,  酵素的分解 ,  糖化 ,  *薄層クロマトグラフィー ,  定性分析 ,  細胞壁 ,  ヘミセルロース ,  還元糖 ,  構造解析 ,  MALDI-TOF MS ,  定量分析 ,  飛行時間法
準シソーラス用語： バイオエタノール ,  マトリックス支援レーザ脱離イオン化/飛行時間型質量分析

分類 (2件)： 多糖類  (CF10054P) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (6件)：

• Somogyi, M.: Notes on sugar determination. J. Biol. Chem., 195, 19-23 (1952).
• Nelson, N.: A photometric adaptation of the Somogyi method for the determination of glucose. J. Biol. Chem., 153, 375-380 (1944).
• Miller, G. L.: Modified DNS method for reducing sugars. Anal. Chem., 31, 426-428 (1959).
• 小林良則:第9章 セルラーゼ活性測定法の標準化, バイオマス分解酵素研究の最前線-セルラーゼ・ヘミセルラーゼを中心として-,CMC出版,pp.114-123 (2012)
• 平成22年度中間年報「新エネルギー技術研究開発/バイオマスエネルギー等高効率転換技術開発(先導技術開発)/酵素糖化・効率的発酵に資する基盤研」,管理番号20110000000921(2011)

タイトルに関連する用語 (7件)： セルロース ,  実験 ,  解析法 ,  バイオエタノール ,  糖 ,  分析 ,  手法