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J-GLOBAL ID:201702263580238642   整理番号:17A0479671

農地等の放射性物質の除去・低減技術の開発-果樹・茶における放射性物質移行低減対策技術の開発-第1編 果樹・茶における放射性セシウム移行要因の解明および移行低減対策技術の開発 第1章 果樹園における放射性セシウムの除去・低減技術の開発 7 モモ樹体内の部位別セシウム含量の解明と季節的・経年的変化の検証(1)福島県産モモ果実の放射性Cs濃度の季節的・経年的変化

著者 (1件):
資料名:
号: 565  ページ: 52-55  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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(ア)福島原発事故以降のモモ果実中の放射性Cs濃度の果実発育期間中における経年的変化を見る目的で,事故後2作期目にあたる2012年より4年間の間,果実発育期間中の果実濃度を見た。満開後60日頃まで濃度が低下する点,60日以降は大きな変化が見られない点は4年間通じて同様の結果であった。2012年の収穫果実の放射性Cs濃度は事故年にあたる2011年に比べて3分お1程度に減少していた。翌2013年の収穫果実も前年に比べ低下していた。しかしながら,2014年以降の収穫果実や満開後60日の果実の放射性Cs濃度は前年との差がなかった。その一方で,満開後15日の果実の放射性Cs濃度は,2015年まで経年的な減衰がみられた。このようにモモでは,果実のステージの違いにより,放射性Cs濃度の経年変化に差異が発生した。(イ)(ア)のように,果実発育期間中のモモ果実の放射性Cs濃度は満開後60日ごろまでにおおむね低下することが確認できた。そこで,2012年度に福島県下の24園地よりモモ果実を満開後60日(摘果時)と収穫時に採取し,放射性Cs濃度を測定し,両機関の濃度変化の有無を確認した。その結果,摘果果実と収穫果実の放射性Cs濃度には,一定の相関がみられ,また,ほとんどの園地では,収穫果実の放射性Cs濃度が摘果果実よりも低かった。一方で,摘果果実の濃度が収穫果実の濃度を上回る園地も存在した。この傾向を,2015年に再度調査した所,2012年同様に,収穫果実の放射性Cs濃度が摘果果実よりも低い園地が多かった。よって,摘果果実を用いて収穫果実の放射性Cs濃度の推定を基に安全性を確保することがある程度可能であった。また,2015年の収穫果実の放射性Cs濃度を2012年と比較した所,すべての園地で低下していた。(著者抄録)
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分類 (4件):
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植物の生化学  ,  植物での代謝と蓄積  ,  環境の汚染及び防止  ,  果樹 
引用文献 (4件):
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