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J-GLOBAL ID:201702278566524335   整理番号:17A0789049

施肥管理を通じたサトウキビの糖度向上に関する研究 第1報.塩化カリおよび硫酸カリがポット栽培サトウキビのショ糖含有率に与える影響

著者 (9件):
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巻: 48  号:ページ: 15-25  発行年: 2017年02月10日 
JST資料番号: L6503A  ISSN: 1344-1477  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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一般的にサトウキビ栽培にはカリ肥料に塩化カリ(KCl)が用いられる。これまでに沖縄県においてサトウキビ搾汁液中に含まれるK+とショ糖含有率の間には負の相関関係があることが報告されている。一方で,硫酸カリ(K2SO4)施肥量を増加させたポット試験ではショ糖含有率の低下は確認されていない。このことから,サトウキビの糖度はK+だけでなくCl-やSO42-などの副成分にも影響される可能性がある。この仮説を検証するためKClおよびK2SO4を用いて施肥量を変化させたポット試験を2度行った。カリ肥料の種類によらず,搾汁液中K+,Cl-含有率は施肥量の増加にともない著しく増加したが,SO42-含有率への処理の影響は小さかった。試験1において8月の時点ではKCl,K2SO4施肥区ともに施肥量の増加にともないショ糖含有率が増加する傾向が認められた。しかし,10,12月のサンプリングではKCl施肥量が増加するとショ糖含有率が低下,K2SO4施肥量が増加するとショ糖含有率が増加する傾向が見られ,カリ肥料の種類によりショ糖へ与える影響が異なった。同様に試験2でもショ糖含有率の低下はKCl施肥下でのみ確認された。このことから,K+ではなくKClに含まれるCl-が糖度低下の主要因であると考えられ,カリ肥料が過剰に施肥されている地域ではKCl施肥量の低減またはK2SO4の代替利用により,サトウキビの糖度向上を達成できる可能性が示された。(著者抄録)
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分類 (3件):
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糖料作物  ,  施肥法・肥効  ,  植物の生化学 
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