文献

J-GLOBAL ID：201702281504038713   整理番号：17A0523777

硝酸鉄(III)を触媒原料として用いる木材の鉄触媒炭化(第1報)-導電性フィラー用結晶性メソ孔炭素の製造に及ぼす鉄添加量と二次炭化温度の影響

著者 (5件)： 川上大輔 (協同組合ラテスト) ,  川上大輔 (北見工大) ,  本保徹也 (北見工大) ,  鈴木京子 (北見工大) ,  鈴木勉 (協同組合ラテスト)
資料名： 木質炭化学会誌  (Wood Carbonization Research)
巻： 13  号： 2  ページ： 53-65  発行年： 2017年03月20日 
JST資料番号： L7845A  ISSN： 1349-3418  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 導電性フィラー用結晶性メソ孔炭素(CMC)の製造を目的とする硝酸鉄(III)担持木材の炭化を金属Fe量2,3,5wt%,二次炭化温度800,850,900°Cで行った。後処理として金属鉄除去用の酸洗浄と非晶炭素除去用の空気酸化を行い,結晶炭素の生成量,炭素の便宜的な結晶子サイズ,細孔構造を調べた結果,これまでの標準条件Fe3wt%-850°Cより温和なFe3wt%-800°Cでも望ましい性状を有するCMCが効率良く得られることが分かった。また,Feの5wt%への増量や炭化温度900°Cへの増加は特に有利ではないことも明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： 硝酸塩 ,  鉄化合物 ,  *木材 ,  *鉄触媒 ,  *炭化 ,  充填剤 ,  導電性 ,  結晶度 ,  細孔 ,  炭素 ,  添加物効果 ,  反応温度 ,  温度依存性 ,  多孔質体 ,  酸洗浄 ,  後処理 ,  空気酸化 ,  結晶粒径 ,  細孔構造 ,  濃度依存性
準シソーラス用語： メソ孔 ,  硝酸鉄

分類 (2件)： 木材化学  (FF05040V) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

引用文献 (15件)：

• Suzuki K., Suzuki T., Takahashi Y., Okimoto M. (2005) Chem. Letters, 34, 870-871 870-871
• Suzuki T., Matsuzaki H., Suzuki K., Saito Y., Yasui S., Okazaki N., Yamada T. (2008) Chem. Letters, 37,, 798-799
• Suzuki T., Shinomoto T., Matsuzaki H., Suzuki K., Okazaki N., Saito Y., Kita H., Tamai H. (2011) Trans. MRS-J, 36(3), 417-420
• Suzuki T., Kikuchi M., Watanabe R., Kawakami D., Suzuki K., Okazaki N., Saito Y., Kita H., Tamai H. (2012) Trans. MRS-J, 37(3), 491-494
• 鈴木勉,川上大輔,鈴木京子,服部和幸(2011)日本エネルギー学会誌,90,541-546

タイトルに関連する用語 (13件)： 硝酸鉄 ,  触媒 ,  原料 ,  木材 ,  鉄触媒 ,  炭化 ,  導電性フィラー ,  結晶性 ,  メソ孔 ,  炭素 ,  鉄 ,  添加量 ,  炭化温度