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J-GLOBAL ID:201702282481194302   整理番号:17A0410041

メラトニンは骨形態形成蛋白質と糖質コルチコイド作用によるカテコールアミン生合成を調節する【Powered by NICT】

Melatonin regulates catecholamine biosynthesis by modulating bone morphogenetic protein and glucocorticoid actions
著者 (9件):
資料名:
巻: 165  号: PB  ページ: 182-189  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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メラトニンは概日リズムとホルモン分泌の制御に機能的に関与する。本研究では,ラット褐色細胞腫PC12細胞を用いた副腎髄質で発現した骨形態形成蛋白質(BMP)- 4を中心に副腎皮質ステロイドとカテコールアミン合成の相互作用におけるメラトニンの役割を調べた。メラトニン処置はPC12細胞で発現したカテコールアミン合成酵素,律速酵素チロシンヒドロキシラーゼ(Th)を含む3,4-ジヒドロキシフェニルアラニンデカルボキシラーゼおよびドーパミン-β-ヒドロキシラーゼのmRNA発現を有意に減少させた。酵素の発現レベルの変化と一致して,培地及び細胞溶解物で測定したドーパミン産生とcAMP合成もメラトニンにより抑制された。MT1受容体,MT2受容体ではなく,はPC12細胞で発現させ,ルジンドール処理はTh発現に及ぼすメラトニンの阻害効果を逆転させ,MT1はカテコールアミン合成の制御のための機能的受容体であることを示唆した。興味深いことに,メラトニンはPC12細胞中のTh mRNA発現に及ぼすBMP-4の阻害効果を増強した。メラトニン処置はSMAD1/5/8のBMP-4りん酸化とBMP標的遺伝子Id1の転写を促進した。注目すべきことに,メラトニンはAlk2及びBmpr2のmRNAレベルを著しく上方調節されるが阻害Smad6/7発現を抑制し,PC12細胞におけるSMAD1/5/8シグナル伝達の増大をもたらすが,BMP-4はMt1,発現に影響しなかった。副腎皮質ステロイドとの相互作用に関しては,メラトニンはグルココルチコイド受容体のアップレギュレーションとBmp4発現のダウンレギュレーションを介して糖質コルチコイド誘導Th mRNAを促進し優先的に,メラトニンはミネラルコルチコイドアンドロゲン受容体の発現レベルに影響を与えることなく,アルドステロンまたはアンドロゲンにより誘導されたTh mRNA発現を抑制した。まとめると,結果は,メラトニンは副腎髄質におけるBMP-4と糖質コルチコイドと連携してカテコールアミン合成の調節的役割を果たすことを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  副腎ホルモン 

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