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J-GLOBAL ID：201702284854481767   整理番号：17A0619567

地場産業を支える公設試験機関の研究開発(その2)プラズマ窒化処理したオーステナイト系ステンレス鋼表面のX線残留応力測定

著者 (4件)： 三木靖浩 (奈良県産業振興総合セ) ,  足立茂寛 (奈良県産業振興総合セ) ,  西本明生 (奈良県産業振興総合セ) ,  西本明生 (関西大 化学生命工)
資料名： 金属  (Materials Science & Technology)
巻： 87  号： 6  ページ： 478-483  発行年： 2017年06月01日 
JST資料番号： F0157A  ISSN： 0368-6337  CODEN： KNZKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： オーステナイト系ステンレス鋼の耐摩耗特性を向上させるために,673K程度の低温で窒化処理すると,窒化層としてオーステナイトへの窒素の過飽和固溶体であるS相が形成される。基材とS相との密着性の観点からS相に存在する残留応力を測定することは非常に重要である。本報告では,直流プラズマ窒化法(DCPN法)およびアクティブスクリーンプラズマ窒化法(ASPN法)を用いて,オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)上にS相を形成した。S相のX線残留応力値を求めるため,日本材料学会X線応力測定標準に準拠してS相のX線的弾性定数およびX線応力定数Kを測定した。その結果,DCPN法およびASPN法により形成したS相に存在する圧縮の残留応力値には大きな差があることを確認できた。

シソーラス用語： *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  中間相 ,  *X線応力測定 ,  残留応力 ,  過飽和固溶体 ,  *イオン窒化 ,  窒化層 ,  オーステナイト ,  弾性係数 ,  圧縮応力 ,  窒素
準シソーラス用語： SUS304 ,  S相

分類 (2件)： 表面硬化熱処理  (WC03030E) ,  非破壊試験  (HB02030F)

タイトルに関連する用語 (9件)： 地場産業 ,  試験 ,  研究 ,  開発 ,  プラズマ窒化 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  X線 ,  残留 ,  応力測定