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J-GLOBAL ID:201702291270686634   整理番号:17A0308077

カイコBombyx mori(カイコガ)の発育および生殖におけるD-セリンの関与【Powered by NICT】

Participation of d-serine in the development and reproduction of the silkworm Bombyx mori
著者 (8件):
資料名:
巻: 87  ページ: 20-29  発行年: 2016年04月 
JST資料番号: C0585A  ISSN: 0022-1910  CODEN: JIPHAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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カイコBombyx moriは遊離D-セリン,L-セリンの光学異性体の高濃度を含んでいる。その機能を明らかにするために,筆者らは最初にカイコ幼虫,さなぎ,成虫の各臓器におけるD-セリンの局在性を検討した。抗Dセリン抗体を用いた免疫組織化学分析を用いて,著者らは中腸杯と円筒細胞の微じゅう毛と精巣および卵巣細胞の末梢マトリックス成分でのD-セリンを見出した。分光光度分析により,D-セリンは,血リンパおよび脂肪体で見出された。Dアラニンは免疫組織化学により種々の器官では検出されなかった。土地D-セリンの相互変換を触媒する,セリンラセマーゼは,D-セリンと共局在することを見つけた,固有セリンラセマーゼによりL-セリンからD-セリン産生が示唆された。OホスホLセリンはセリンラセマーゼの阻害剤であり,幼虫に投与したD-セリンレベルを低減した。この試薬は中腸カスパーゼ-3レベルを減少させ,精子形成及び卵形成において遅延を引き起こした。試薬も成熟した精子と卵数を減少させ,これらの過程におけるD-セリン関与を示唆した。D-セリン投与は精巣,中腸および脂肪体におけるピルビン酸レベルの増加を誘発し,ピルビン酸へのD-セリンの変換を示した。これらの結果に基づいて,精巣におけるATP生合成の著者らの以前の研究と共に,変態と生殖のためのATP合成におけるD-セリンの関与の可能性を考察した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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動物生理一般 
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