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J-GLOBAL ID:201702293954973161   整理番号:17A0364312

モンスーンアジア森林を横切る炭素フラックスの空間的変動性の包括的合成【Powered by NICT】

Comprehensive synthesis of spatial variability in carbon flux across monsoon Asian forests
著者 (5件):
資料名:
巻: 232  ページ: 623-634  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0901A  ISSN: 0168-1923  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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森林生態系は大量大気CO_2を隔離し,アジアの森林からの寄与は無視できない。アジア生態系における炭素フラックスの以前の合成は主に渦共分散測定,純生態系生産(NEP),総一次生産(GPP)と生態系呼吸(RE)の推定値を採用した。が,炭素循環内の変動を理解するために,autotropic呼吸(AR),正味一次生産量(NPP),落葉落枝,従属栄養呼吸(HR)および土壌呼吸(SR)のようなフラックスはNEP,GPP,REと関連して包括的に解析する必要がある。ここでは,気候要因,炭素フラックスの間の,およびモンスーンアジアにおける22森林サイトの文献から編集された観測を用いたNEPに関連した炭素収支(GPP,AR,NPP,落葉落枝,HR,SR,RE)の成分フラックスの空間変動性を調べた。平均年間温度(MAT)はモンスーンアジア森林における成分フラックスの空間的変動に関係しており,低緯度林よりも中緯度森林における強い正の効果を持つことを見出したが,さらに強い関係は地域に関係なく成分フラックス間で同定された。この知見は,モンスーンアジアにおける炭素フラックスの空間的変動は,MATなどの気候因子によって影響されるが,AR,NPP,落葉落枝,HR,SR,REの総合空間可変性は生産性(すなわち,GPP)によって制御されていることを示唆した。さらに,中および低緯度林の成分フラックスはNEPとそれぞれ正と負の関係を示した。更なる検討の結果,NEPにおける共通の空間変動とGPPに関して年間地上バイオマス変化を同定した。中・高緯度におけるGPPとNEPの間の関係は生産性と正味の炭素隔離は,寒帯と温帯林で同時に増加することを意味している。一方,低緯度におけるGPPとNEPの間の関係は,正味の炭素隔離は生産性,亜熱帯および熱帯森林内の窒素沈着と林齢における地域差に起因する可能性があるとともに減少することを示す;が,その一般的妥当性の確認のための更なるデータ合成またはモデル化研究が必要である。モンスーンアジアの森林炭素フラックスのこれらのユニークな特徴は,生態系モデルシミュレーション,炭素フラックス変動の予測可能性の異なるまだを改善するための有用な情報を提供する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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生態系  ,  放射,大気光学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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