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J-GLOBAL ID：201002286204512519   整理番号：10A1375189

LimpiDual Touchの操作性に関する評価実験(第2報)-入力位置に関する実験-

Usability Evaluation of LimpiDual Touch (Second Report)-Experiment on Finger Position-

著者 (4件)： 大谷智子 (東大 インテリジェント・モデリング・ラボラトリー) ,  橋田朋子 (東大 インテリジェント・モデリング・ラボラトリー) ,  筧康明 (慶応大 環境情報) ,  苗村健 (東大 大学院情報理工学系研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 238(MVE2010 52-73)  ページ： 85-90  発行年： 2010年10月14日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では透明両面タッチパネルディスプレイLimpiDual Touchに関するユーザビリティ評価を目的としている。前回特に,課題に対する反応時間と正答率を操作性の測度として,その入力面(前面,背面,両面)による操作性を検討したところ,両面からの入力が可能な場合,反応時間は前面からのみの入力よりも遅いが,正答率は最も高いという結果を得た。本発表では,さらに画面上のターゲットと指の位置関係に着目し,各入力面における入力位置による差を比較検討した。まず,ターゲットの絶対的な位置による反応時間の差は入力面に関わらず同じ傾向が得られた。次に,直前のタッチ入力位置に対する次の入力の相対的な位置の反応時間を測定したところ,いずれの入力面においても距離による差はみられたが,方位による差はみられなかった。正答率に関しては,背面入力が他の入力面よりも有意に正答率が低く,前面と両面との間には有意な差は得られなかった。また,相対的な位置による効果は得られなかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 入力装置 ,  *表示装置 ,  操縦性 ,  実験 ,  透明材料 ,  両面 ,  *反応時間
準シソーラス用語： *タッチパネル ,  ディスプレイ装置 ,  *操作性 ,  *評価実験

分類 (2件)： 表示機器  (NC06030Q) ,  入出力装置  (JC04050U)

引用文献 (4件)：

• 平岡茂夫. Behind Touch : 携帯電話のための背面・触覚操作インタフェース. 情報処理学会論文誌. 2003, 44, 11, 2520-2527
• WIGDOR, D. LucidTouch : A see-through mobile device. ACM UIST'07, Proceedings of the 20th annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology, Newport, USA, Oct. 2007. 2007, 269-278
• IWABUCHI, M. LimpiDual Touch : Interactive Limpid Display with Dual-sided Touch Sensing. ACM SIGGRAPH2008, Los Angeles, USA, Aug. 2008
• 大谷智子. LimpiDual Touch の操作性に関する評価実験. 信学技報. 2010, 109, 466, 1-2

タイトルに関連する用語 (3件)： 操作性 ,  評価実験 ,  実験