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J-GLOBAL ID：201102215059648507   整理番号：11A1252585

建築研究所の最近の取組みより(その2)東北地方太平洋沖地震における地震動による建築物被害

著者 (1件)： 斉藤大樹 (建築研 国際地震工学セ)
資料名： 住宅
号： 688  ページ： 75-82  発行年： 2011年07月20日 
JST資料番号： S0648A  ISSN： 0449-4512  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本震および余震による住宅等の被害は警察庁公表資料によると全壊が約11万2千棟,半壊が約7万5千棟と報告されている。木造建築物の地震動による被害には,砂地盤の液状化や地盤変状によって住宅が損壊した例が見られた。鉄骨造建築物の地震動による被害では,ブレース構造建築物において,ブレース材の座屈やその接合部分の損傷等が見られた。鉄筋コンクリート建築物等の地震動による被害としては,柱や耐力壁のせん断破壊がみられた。旧耐震法時代の建築物にあっては,せん断破壊に起因する軸崩壊や層崩壊が確認されている。柱の曲げ破壊も確認された。宅地地盤・基礎の被害としては,液状化による被害が顕著である。非構造部材の被害は,構造部材に被害が見られなくても,広範囲にみられた。

シソーラス用語： *大地震 ,  地震動 ,  *建築物 ,  *災害調査 ,  崩壊 ,  液状化 ,  筋違付き骨組 ,  鋼構造 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  耐力壁 ,  構造部材
準シソーラス用語： *東北地方太平洋沖地震 ,  非構造部材

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

タイトルに関連する用語 (6件)： 建築 ,  研究所 ,  東北地方太平洋沖地震 ,  地震動 ,  建築物 ,  被害