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J-GLOBAL ID：201102226177318068   整理番号：11A0792230

乾燥亀裂における柱状構造

Columnar structure and desiccation cracks

著者 (3件)： 西本明弘 (京大 大学院理学研究科) ,  水口毅 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  狐崎創 (奈良女大 大学院人間文化研究科)
資料名： 地質学雑誌  (Journal of the Geological Society of Japan)
巻： 117  号： 3  ページ： 183-191  発行年： 2011年03月15日 
JST資料番号： F0528A  ISSN： 0016-7630  CODEN： CHTZA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： デンプン-水混合物の乾燥過程における3次元柱状構造亀裂について数値的に調べた。混合物を応力場と含水量場をもつ弾性多孔性物質と仮定し,二つの場の時間発展をそれぞれバネネットワークモデルと水ポテンシャルを用いた現象論的なモデルで記述した。数値計算の結果,表面から内部に向かって進行する乾燥フロントをもつ含水量分布,およびそのフロントと共に成長する亀裂の角柱構造を再現した。柱の太さの粒直径依存性,深さと共に角柱構造が拡大する過程を調べた。また,破壊点が多角形の辺に沿って伝播する非一様な破壊過程を見つけた。亀裂が含水量場に与える影響および柱状節理との対比について議論した。(著者抄録)

シソーラス用語： *節理 ,  冷却速度 ,  亀裂 ,  多孔質体 ,  数値計算 ,  *乾燥 ,  応力場 ,  含水量
準シソーラス用語： 多孔性物質 ,  弾性物質 ,  柱状節理

分類 (2件)： 堆積構造  (DE05020U) ,  数理地質学  (DE01020S)

引用文献 (29件)：

• Aydin, A. and DeGraff, J. M., 1988, Evolution of Polygonal Fracture Patterns in Lava Flows. Science, 239, 471-476.
• Boeck, T., Bahr, H. A., Lampenscherf, S. and Bahr, U., 1999, Self-driven propagation of crack arrays: A stationary two-dimensional model. Phys. Rev. E, 59, 1408-1416.
• Budkewitsch, P. and Robin, P. Y., 1994, Modelling the evolution of columnar joints. Jour. Volcanol. Geotherm. Res., 59, 219-239.
• Bulkeley, S. R., 1693, Concering the Giants Causway in the County of Atrim in Ireland. Philos. Trans. R. Soc. London., 17, 708-710.
• Campbell, G. S., 1985, Soil Physics with BASIC-Transport Models for Soil-Plant Systems. Elsevier.

タイトルに関連する用語 (2件)： 亀裂 ,  柱状構造