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J-GLOBAL ID：201102245815164965   整理番号：11A1241879

超鉄鋼-進化を続ける鉄鋼材料の実力 加工プロセスによる組織微細化と材料の強靭化

著者 (2件)： 井上忠信 (物質・材料研究機構 元素材料戦略セ) ,  木村勇次 (物質・材料研究機構 元素材料戦略セ)
資料名： 金属  (Metals Sciece & Technology)
巻： 81  号： 8  ページ： 641-648  発行年： 2011年08月01日 
JST資料番号： F0157A  ISSN： 0368-6337  CODEN： KNZKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄鋼材料の特性改善に対する研究は,我が国の国家プロジェクトが火付け役となって精力的に進められている。特性改善の一つの手法として結晶粒微細化があり,それを実現するためにさまざまな手法が研究開発されている。本稿では,加工プロセスによる結晶粒微細化およびそれによる強靭化について記した。まず,基本概念である塑性加工による結晶粒微細化について示し,それをベースにした微細粒組織設計指針について解説した。そして,既存のスクエア/スクエアタイプの棒圧延による微細粒棒鋼の創製,微細粒鋼創製のための高効率加工プロセスについて示した。さらに,金属材料の強度-靭性のバランスについて触れ,両者が通常トレードオフの関係にあり,その中で最適解を見出すことの重要性を示した。最後に,事例として層状破壊を活用した超微細粒鋼の破壊特性向上について示した。

シソーラス用語： *鉄鋼 ,  *結晶粒微細化 ,  塑性加工 ,  *強度 ,  靱性

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (7件)： 鉄鋼 ,  進化 ,  鉄鋼材料 ,  加工プロセス ,  組織 ,  微細化 ,  強靭化