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J-GLOBAL ID：201102247357559117   整理番号：11A1777280

自動車を取巻く資源・エネルギー問題 微生物を利用したレアメタル等の環境調和型回収方法

An Eco-friendly Recovery of Rare Metals by Utilizing Microorganisms

著者 (1件)： 小西康裕 (大阪府大 大学院工学研究科)
資料名： 自動車技術  (Journal of Society of Automotive Engineers of Japan)
巻： 65  号： 11  ページ： 95-100  発行年： 2011年11月01日 
JST資料番号： F0387A  ISSN： 0385-7298  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 使用済み製品の集積した都市鉱山からのレアメタル資源循環システムの構築を目指して研究している,バイオ利用回収方法について紹介する。この方法は常温・常圧下での微生物反応を利用してレアメタルを分離濃縮・回収するもので,低コストの環境調和型回収技術である。生物による固体物の生成であるバイオミネラリゼーション(貝殻,珊瑚など)について初めに解説した。還元細菌を利用する新しいリサイクル法は多段工程を一工程で達成できる統合プロセスで,貴金属イオンの還元・析出を室温で30分程度の回分操作で完了できる特長がある。集積地ごとに導入可能な地域分散型リサイクル法になり得る。

シソーラス用語： *レアメタル ,  資源再生 ,  *循環 ,  無機化 ,  細菌 ,  工程 ,  貴金属 ,  回分操作 ,  環境保全
準シソーラス用語： ミネラル化 ,  リサイクル工程 ,  還元細菌 ,  *資源循環

分類 (2件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  貴金属触媒  (CB06122I)

引用文献 (15件)：

• 次世代自動車戦略研究会. 次世代自動車戦略2010. http://www.meti.go.jp/press/20100412002/20100412002-3.pdf
• KONISHI, Y. Intracellular recovery of gold by microbial reduction of AuCl_4^- ions using the anaerobic bacterium Shewanella algae. Hydrometallurgy. 2006, 81, 1, 24-29
• KONISHI, Y. Bioreductive deposition of platinum nanoparticles on the bacterium Shewanella algae. J. Biotechnol. 2007, 128, 648-653
• KONISHI, Y. Microbial Deposition of Gold Nanoparticles by the Metal-Reducing Bacterium Shewanella algae. Electrochimica Acta. 2007, 53, 186-192
• 玉置洸司郎. 金属イオン還元細菌 Shewanella algae によるパラジウムの還元・回収. 化学工学論文集. 2010, 36, 4, 288-292

タイトルに関連する用語 (6件)： 自動車 ,  資源 ,  エネルギー問題 ,  微生物 ,  レアメタル ,  環境調和型