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J-GLOBAL ID：201302223937993319   整理番号：13A1937286

地震学的に推定される応力と地質学的に推定される活断層の運動方向との比較:阿寺断層系の例

著者 (7件)： 藤内智士 (産業技術総合研 地質情報研究部門) ,  重松紀生 (産業技術総合研 活断層・地震研究セ) ,  今西和俊 (産業技術総合研 活断層・地震研究セ) ,  吾妻崇 (産業技術総合研 活断層・地震研究セ) ,  溝口一生 (電力中研) ,  大谷具幸 (岐阜大) ,  沓名亮輔 (岐阜大)
資料名： 活断層・古地震研究報告  (Annual Report on Active Fault and Paleoearthquake Researches)
号： 11  ページ： 139-150  発行年： 2011年12月26日 
JST資料番号： F1244A  ISSN： 1883-9681  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 基盤岩に見られる断層が活断層であるかどうかを判断する評価法を作ることを目的として,基盤岩の好露出が期待できる活断層である阿寺断層系を対象に,地震発生域の応力と活断層の運動方向を比較することにより両者の関係について調べた。その結果,阿寺断層系の地表の主断層面から得られた断層スリップデータの多くが現在の応力と調和していた。したがって,対象とする断層が活断層であるかどうかの判定手段として,現在の応力と地表での運動方向との比較が有効であると言える。一方ダメージゾーンの小断層の多くは現在の応力とは調和しない。したがって,阿寺断層系に関しては,ダメージゾーンから取得したスリップデータを現在の応力と単純に比較して活断層に認定に用いることはできない。

シソーラス用語： *岐阜県 ,  *活断層 ,  滑り ,  応力場 ,  判定基準
準シソーラス用語： *断層滑り ,  阿寺断層

分類 (1件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

タイトルに関連する用語 (7件)： 地震学 ,  推定 ,  応力 ,  地質学 ,  活断層 ,  運動 ,  阿寺断層