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J-GLOBAL ID:201402202535710396   整理番号:14A1213742

液状化対策としての地盤不飽和工法の道路盛土への適用性に関する研究

Effects of desaturation as a liquefaction countermeasure for existing embankments
著者 (5件):
資料名:
巻:号:ページ: 375-386 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: U0044A  ISSN: 1880-6341  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本研究では,既存構造物直下に適用でき,かつ長い線状構造物に適用し得る可能性のある安価な液状化対策工法として,近年開発された空気注入不飽和化工法の道路盛土への適用性を検討することを目的とし,動的遠心模型実験を行った。対象は緩い飽和砂地盤上の盛土とし,基礎地盤に空気注入を行わない無対策のケース,および空気注入により盛土直下の液状化層を不飽和化したケースの実験を行った。加速度振幅約295galの加振により,無対策の地盤では地盤が液状化し,天端は盛土高さの約2割の沈下を生じた。一方,盛土直下を不飽和化した地盤では顕著な間隙水圧抑制効果が確認され,地盤の変形量及び天端の沈下量は低減され,特に盛土直下地盤を全面的に不飽和化した模型では沈下量が無対策模型の約1/50と顕著な沈下抑制効果を確認した。続いて液状化による液状化流動解析ALIDを用い実験を対象とした解析を行い,同解析法の適用性について検討した。解析では,不飽和化による液状化強度の増加をOkamura and Soga (2006)の提案式により算定し,また実験を比較的幅の狭い剛な土槽で行ったことによる液状化のしにくさを考慮したところ,解析結果は実験で見られた不飽和化による天端の沈下量低減効果,および地盤の変形抑制効果をある程度,捉えたものとなった。盛土直下地盤では不飽和化工法による液状化対策工法は有効であることがわかった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  ,  地盤改良,土質安定処理 
引用文献 (28件):
  • 1) 独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構:高速道路機構ファクトブック2011,ppIII112-115,2011.12
  • 2) 内閣府(防災担当):南海トラフの巨大地震による震度分布・津波高について(南海トラフの巨大地震による最大クラスの震度分布),2012.3
  • 3) 建設省土木研究所:河川堤防の液状化対策工法設計施工マニュアル(案),1997.10
  • 4) 総合土木研究所:基礎工,pp.77-79,2006.4
  • 5) Okamura,M. and Matsuo,O. :Effects of remedial measures for mitigating embankment settlement due to foundation liquefaction. International journal of physical modeling in geotechnics.volume2 No.2, pp.1-12,2002
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