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J-GLOBAL ID：201402210358421225   整理番号：14A0145030

鶏の卵殻色に関する研究(5)紫外線C波の連続照射が褐色卵の卵殻色に及ぼす影響について

著者 (12件)： 對馬宣道 (日本獣医生命科大) ,  鈴木波 (日本獣医生命科大) ,  大森聖 (日本獣医生命科大) ,  菊地萌 (日本獣医生命科大) ,  栗田明日香 (日本獣医生命科大) ,  前田亮輔 (日本獣医生命科大) ,  向後克哉 (サントクファーム松尾農場) ,  坂本誠 (サントクファーム 倉橋農場) ,  太田能之 (日本獣医生命科大) ,  吉田達行 (日本獣医生命科大) ,  中尾暢宏 (日本獣医生命科大) ,  田中実 (日本獣医生命科大)
資料名： 畜産の研究  (Sustainable Livestock Production and Human Welfare)
巻： 68  号： 1  ページ： 171-176  発行年： 2014年01月01日 
JST資料番号： G0644A  ISSN： 0009-3874  CODEN： CKNKAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 太陽光線に含まれる紫外線(UV)のうちUV-Cはオゾン層に吸収されて通常は地表に到達しないが,フロンによるオゾン層の破壊のために,地表到達の可能性が高まっている。そこで,殺菌ランプを用いたUV-C連続照射が褐色卵の卵殻色に及ぼす影響を調べた。暗所に置いた対照区の褐色卵のシェルカラーファン(SCF)値が10の場合,UV-Vで24時間照射された褐色卵のSCF値は4~6まで低下した。UV-Cを0~96時間照射したところ,卵殻のプロトポルフィリン濃度は時間依存的に低下し,96時間後には照射前と比べて78%まで低下した。

シソーラス用語： *鶏卵 ,  *色 ,  *紫外線 ,  紫外線照射 ,  組織中濃度 ,  生物色素 ,  品質検査 ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  ジエン ,  架橋化合物 ,  ビニル化合物 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： *UV-C ,  シェルカラーファン ,  *褐色卵 ,  *卵殻色

分類 (1件)： 卵と卵製品  (FJ12040R)

物質索引 (1件)： プロトポルフィリン

引用文献 (29件)：

• 安藤義路・藤澤敏夫・末吉益雄・谷口稔明(1994)紫外線照射による鶏卵の卵殻形成時期および保存後の自家蛍光の推移. 鶏病研究会報, 30: 199-208.
• De Reu K, Grijspeerdt K, Herman L, Heyndricicx M, Uyttendaele M, Debevere J, Putirulan FF and Bolder NM(2006) The effect of a commercial UV disinfection system on the bacterial load of shell eggs. Letters in Applied Microbiology, 42: 144-148.
• 江上真代・青山雅弘・織田博則(2012)染色布の耐光性改善と紫外線遮蔽性能の相関関係について. 大阪教育大学紀要(第II部門), 61: 1-8.
• 福原絵里子・村上徹哉・上田修二・都留崎正信(1997)鶏舎構造, 鶏齢, 日光および紫外線が褐色卵の色差に及ぼす影響, 九州農業研究, 59: 91.
• Grant WB, Garland CF and Holick MF(2005) Comparisons of estimated economic burdens due to insufficient solar ultraviolet irradiance and vitamin D and excess solar UV irradiance for the United States. Photochemistry and Photobiology, 81: 1276-1286.

タイトルに関連する用語 (5件)： 鶏 ,  卵殻色 ,  研究 ,  紫外線 ,  褐色卵