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J-GLOBAL ID：201402233973616648   整理番号：14A0666733

持続可能社会に向けて進化する有機分子触媒 4 有機分子触媒による精密重合 金属触媒に変わる重合触媒の開発

著者 (1件)： 佐藤敏文 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 化学と工業  (Chemistry & Chemical Industry)
巻： 67  号： 6  ページ： 483-485  発行年： 2014年06月01日 
JST資料番号： F0107A  ISSN： 0022-7684  CODEN： KAKTAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年の金属価格の高騰やグリーンケミストリーへの配慮から,骨格中に金属を含まず空気中でも安定な有機分子触媒を用いた研究が盛んに行われている。対象は有機反応のみならず,高分子合成の分野まで広がっている。特にラクトンやラクチドなどの環状エステルや類似した反応性を示す環状カルボナートの開環重合への適用例が数多くあり,2000年を境として有機分子触媒を使用した重合例が多くなった。本特集ではこれまでに筆者らが報告した有機分子触媒を用いた精密重合とこの方法を用いた機能性高分子材料の合成について紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *グリーンケミストリー ,  *酸触媒反応 ,  Broensted酸 ,  ポリカプロラクトン ,  *ポリヒドロキシ酪酸 ,  脂肪族ポリカーボネート ,  *開環重合 ,  *生分解性高分子 ,  大環状化合物 ,  リビング配位重合 ,  リビングアニオン重合 ,  ブロック共重合体 ,  ポリテトラメチレンオキシド ,  自己組織化 ,  リビングカチオン重合 ,  銅触媒 ,  1,3-双極環状付加 ,  重合開始剤 ,  ラクチド ,  アジド ,  環境影響 ,  芳香族化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  ポリブチロラクトン ,  PTMC【重合体】 ,  *環境管理 ,  *管理 ,  *環境保全
準シソーラス用語： ポリトリメチレンカーボネート ,  持続可能な化学

分類 (2件)： 重合反応一般  (CG04010H) ,  ポリエステル,アルキド  (YH07070P)

物質索引 (12件)： 1,2-ブチレンオキシド ,  β-ブチロラクトン ,  δ-バレロラクトン ,  ε-カプロラクトン ,  トリメチレンカーボネート ,  りん酸ジフェニル ,  マルトヘプタオース ,  ベンジルグリシジルエーテル ,  tert-ブチルグリシジルエーテル ,  スチレンオキシド ,  PMDETA ,  6-アジド-1-ヘキサノール

引用文献 (13件)：

• M. K. Kiesewetter, E. J. Shin, J. L. Hedrick, R. M. Waymouth, Macromolecules 2010, 43, 2093.
• N. E. Kamber, W. Jeong, R. M. Waymouth, R. C. Pratt, B. G. G. Lohmeijer, J. L. Hedrick, Chem. Rev. 2007, 107, 5813.
• R. Kakuchi, Y. Tsuji, K. Chiba, K. Fuchise, R. Sakai, T. Satoh, T. Kakuchi, Macromolecules 2010, 43, 7090.
• K. Makiguchi, T. Satoh, T. Kakuchi, Macromolecules 2011, 44, 1999.
• K. Makiguchi, Y. Ogasawara, S. Kikuchi, T. Satoh, T. Kakuchi, Macromolecules 2013, 46, 1772.

タイトルに関連する用語 (7件)： 持続可能社会 ,  進化 ,  有機分子触媒 ,  精密重合 ,  金属触媒 ,  重合触媒 ,  開発