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J-GLOBAL ID：201402249375882744   整理番号：14A1167162

「東日本大震災後の環境変化の評価と分析技術の進展」-放射性物質-放射性セシウムの環境挙動

著者 (2件)： 内田滋夫 (放医研) ,  田上恵子 (放医研)
資料名： ぶんせき
号： 10  ページ： 535-538  発行年： 2014年10月05日 
JST資料番号： S0128B  ISSN： 0386-2178  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震後,東京電力福島第一原子力発電所は地震後に襲来した津波により,多量の放射性核種が大気中に放出され,広い範囲で農作物や土壌が汚染された。放出された主な核種は,希ガス(¹³³Xe),比較的揮発性の高いヨウ素(¹³¹I,¹³³I),テルル(^129mTe,¹³²Te),およびセシウムの同位体(¹³⁴Cs,¹³⁶Cs,¹³⁷Cs)等である。これらの放射性核種のうち¹³⁴Csと¹³⁷Csは物理化学的半減期がそれぞれ約2.1年と30年であるため現在も環境中に残っている。土壌環境における放射性Csの分布,放射性Csの植物等への移行,および調理加工によるCsの除去につて解説した。

シソーラス用語： *震災 ,  *変動 ,  *セシウム同位体 ,  *放射性同位体 ,  発電所 ,  自然災害 ,  損害 ,  *大気汚染 ,  汚染 ,  土壌汚染 ,  放射能放出 ,  キセノン同位体 ,  ヨウ素131 ,  津波 ,  セシウム137 ,  テルル同位体 ,  半減期 ,  *放射能除染 ,  経時変化 ,  原子炉事故
準シソーラス用語： 133キセノン ,  セシウム134 ,  *環境変化 ,  津波災害 ,  *東日本大震災 ,  農作物汚染 ,  福島第一原子力発電所 ,  *放射性セシウム ,  *放射性大気汚染 ,  放射性半減期

分類 (2件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K) ,  無機化合物の放射化学的分析  (CC06024K)

引用文献 (18件)：

• M. Aoyama, M. Uematsu, D. Tsumune, Y. Hamajima : Biogeosciences, 10, 3067 (2013).
• K. Iwata, K. Tagami, S. Uchida : Environ. Sci. Technol., 47, 7696 (2013).
• 原子力規制委員会: http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/338/list-1,html(2014年4月10日)
• 農林水産技術会議: http://www.s.affrc.go.jp/docs/map/240323.htm(2014年4月10日アクセス)
• 原子力規制委員会,東京電力福島第一原子力発電所事故による環境モニタリング等データベース https://mapdb.jaea.go.jp/mapdb(2014年4月14日,最終確認)

タイトルに関連する用語 (9件)： 東日本大震災 ,  環境変化 ,  評価 ,  分析 ,  進展 ,  放射性物質 ,  放射性セシウム ,  環境 ,  挙動