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J-GLOBAL ID：201502203252081427   整理番号：15A0762453

カシノナガキクイムシによって発生した枯死木の残存形態の経年変化

著者 (2件)： 松浦崇遠 (富山県森林研) ,  中島春樹 (富山県森林研)
資料名： 中部森林研究  (Chubu Forestry Research)
号： 63  ページ： 15-18  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： L2363A  ISSN： 1342-971X  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カシノナガキクイムシが媒介する,ブナ科樹木萎凋病によって枯死したコナラ・ミズナラの,分解が進行する過程を調査した。2006~2009年に初めて被害が発生した林分に調査地を設定し,2011~2013年に残存形態を観察した。調査の結果,年数が経過するとともに,枯死葉・小枝の脱落から,主幹の折損や転倒へと形態が変化する,明瞭な傾向が得られた。それぞれの残存形態が出現するまでの最小経過年数は,大枝と幹のみの場合には枯死から1~2年,主幹の折損にはおよそ2年,主幹の転倒には4~6年を要した。枯死後の経過年数と残存形態との関係は一様ではなく,遅れて枯死したものほど,一定年数後の分解は早く進行していた。(著者抄録)

シソーラス用語： *キクイムシ科【昆虫類】 ,  *樹木 ,  枯死 ,  萎凋病 ,  観察 ,  *永年変化 ,  コナラ ,  ミズナラ
準シソーラス用語： *カシノナガキクイムシ ,  形態観察 ,  *経年変化 ,  *枯死木

分類 (2件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U)

タイトルに関連する用語 (5件)： カシノナガキクイムシ ,  枯死木 ,  残存 ,  形態 ,  経年変化