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J-GLOBAL ID：201502205111499039   整理番号：15A0713378

「バイオマス研究の10年を振り返る」31 地域バイオマス利活用システム[7]-地域実証事例4 十勝地域におけるバイオエタノール生産を核とする地域実証-

著者 (5件)： 野田高弘 (農研機構 北海道農業研究セ) ,  橋本直人 (農研機構 北海道農業研究セ) ,  四宮紀之 (とかち財団 地域食品加工技セ) ,  古賀伸久 (農研機構 北海道農業研究セ) ,  古賀伸久 (農研機構 九州沖縄農業研究セ)
資料名： 農業および園芸  (Agriculture and Horticulture)
巻： 90  号： 6  ページ： 663-669  発行年： 2015年06月01日 
JST資料番号： G0801A  ISSN： 0369-5247  CODEN： NOOEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオエタノールの生産においては作物の栽培,生産工程,輸送などに化石燃料が消費され,本質的な矛盾を含む。その是正,解決にはバイオエタノール生産によるエネルギー効率の改善を図る必要がある。本稿では,十勝地方の栽培体系に組み込まれた作物についてエネルギー効率の高い作物,即ちジャガイモとサトウダイコンを選抜し,その栽培法の最適化を実証した。また,両者におけるエネルギー効率の比較も行い,ジャガイモ澱粉利用では糖化プロセスの検討も必要であることなどを明らかにした。

シソーラス用語： *生物燃料 ,  ジャガイモ ,  コムギ ,  *エネルギー効率 ,  サトウダイコン ,  栽培管理 ,  エネルギー収支 ,  化石燃料 ,  *農作物 ,  残留物 ,  バイオマス ,  直播栽培 ,  栽培品種 ,  アズキ ,  糖化 ,  発酵
準シソーラス用語： *バイオエタノール

分類 (2件)： 作物栽培一般  (FC03010R) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (5件)：

• Hashimoto, N., N. Shinomiya, K. Saito, T. Noda, K.-H. Han, and M. Fukushima (2013) Effect of potato ethanol residue on rat plasma cholesterol levels. Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry 77: 850-852.
• 勝田真澄(2013) 糖質・でん粉作物の低コスト生産によるエタノール生産原料としての利用. 農業および園芸 88(2): 233-241.
• Koga, N. (2008) An energy balance under a conventional crop rotation system in northern Japan: perspectives on fuel ethanol production from sugar beet. Agriculture, Ecosystems and Environment 125: 101-110.
• Koga, N., H. Takahashi, K. Okazaki, T. Kajiyama, and S. Kobayashi (2009) Potential agronomic options for energy- efficient sugar beet-based bioethanol production in northern Japan. Global Change Biology Bioenergy 1: 220-229.
• Koga, N., T. Kajiyama, K. Senda, S. Iketani, S. Tamiya, and S. Tsuda (2013) Energy efficiency of potato production practices for bioethanol feedstock in northern Japan. European Journal of Agronomy 44: 1-8.

タイトルに関連する用語 (8件)： バイオマス ,  研究 ,  地域 ,  活用 ,  実証 ,  十勝 ,  バイオエタノール ,  核