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J-GLOBAL ID：201502206152787283   整理番号：15A0802326

日本の技術・知識・経験を世界の現場に生かす-2 ウズベキスタンにおける穿孔暗渠を活用した除塩の試行

著者 (3件)： 奥田幸夫 (国際農林水産業研究セ) ,  後藤幸輝 (北海コーキ) ,  北川巌 (農学工学研)
資料名： 農業農村工学会誌  (Water, Land and Environmental Engineering)
巻： 83  号： 7  ページ： 541-544  発行年： 2015年07月01日 
JST資料番号： F0454A  ISSN： 1882-2770  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ウズベキスタン共和国シルダリア州では,灌漑農地面積の98%に土壌の塩類集積が見られる。除塩対策としてリーチングが実施されているが,排水路から離れた圃場中央部では排水機能が低いため高い地下水位が持続し,十分に除塩されず土壌の塩分濃度が高いままである。このような排水効果が得られない圃場に対して,日本で一般的な暗渠排水を活用した浸透水・塩分の排除方法を検討した。暗渠には日本で開発された穿孔暗渠機「カットドレーン」を使用した。カットドレーンの施工は,土壌水分状態を考慮する必要があると考えられた。リーチング時には,排水口から過剰な排出があり穿孔部に崩落が見られるなどの改善すべき課題が明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ウズベキスタン共和国 ,  農地 ,  塩類集積作用 ,  *脱塩 ,  *暗渠 ,  地下水位 ,  排水 ,  掘削機 ,  土壌水 ,  乾燥地帯 ,  国際協力
準シソーラス用語： カットドレーン ,  暗渠排水 ,  高地下水位 ,  *穿孔暗渠 ,  灌漑農地

分類 (2件)： 農業土木  (FB02000W) ,  土壌管理  (FB04070J)

引用文献 (6件)：

• 山本太平編:乾燥地の土地劣化とその対策,乾燥地科学シリーズ(鳥取大学乾燥地研究センター監修),古今書院,pp.158~162(2008)
• 八丁信正,筒井暉:乾燥地域における塩害とその対策,農土誌66(8),pp.1~5(1998)
• 筒井暉:アラール海危機,大規模水利開発のもたらしたもの,農土誌64(10),pp.7~14(1996)
• 北川巌,後藤幸輝:農家が使える無資材・迅速な穿孔暗渠機「カットドレーン」, 農村工学研究所2013年度成果情報 (2014), http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nkk/2013/13_001.html (参照2015年4月20日)
• 兼子健男,村川雅己,小財伸,身次幸二郎:塩類が集積した水田の暗渠排水を利用した急速除塩技術, 農土誌70(7), pp.27~30(2002)

タイトルに関連する用語 (11件)： 日本 ,  知識 ,  経験 ,  世界 ,  現場 ,  ウズベキスタン ,  穿孔 ,  暗渠 ,  活用 ,  除塩 ,  試行