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J-GLOBAL ID:201502209088461050   整理番号:15A1373858

近赤外分光法を用いた分子会合状態の研究

著者 (2件):
資料名:
巻: 25  ページ: 55-59  発行年: 2015年03月31日 
JST資料番号: L6016A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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拡散反射近赤外法は,分子会合状態に重要な役割を果たす極性基を測定対象とする場合でも粉体を含めた散乱体試料の前処理や希釈なくそのまま測定できる。本研究では,拡散反射光学系をフーリエ変換赤外分光装置に設置し,含水状態の異なる散乱体試料の測定,および加湿あるいは乾燥空気を吹き付けながらの時間依存スペクトル測定によって含水量変化に伴うスペクトル変化のその場分析を行った。得られた拡散反射吸光度スペクトルにはKubelka-Munk関数による補正を適用した。強力小麦粉の近赤外スペクトルは,デンプンのOH基における分子内,分子間あるいは蛋白質との分子間の複雑な水素結合構造の存在を示唆した。次に,水に浸した米粉をマイクロ波加熱して糊化させた後に放置させ,糊化前(乾燥試料),糊化後(含水試料),老化後(乾燥試料)および老化後試料をすり潰した粉体のそれぞれについてスペクトルを測定した。糊化前に明確に観測されたCH基の倍音と結合音は糊化試料では不明瞭となり,一方で水和水に由来するOH基の倍音と結合音が現れ,老化後の粉体試料でCH基の倍音と結合音が再び現れたことから,澱粉の結晶化状態やβ澱粉からα澱粉への転移を反映した結果となった。
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分類 (2件):
分類
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有機化合物の赤外・Ramanスペクトル(分子)  ,  多糖類 
タイトルに関連する用語 (4件):
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