抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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蓄光材料を樹脂やゴム材料等と配合し,成形体としたのが発光体である。発光体の性能測定では,一般に輝度計が用いられるが,本研究では発光体全面の一括測定を目標とし,DVカメラを用いた測定を試みた。まず,計測精度に注目し,DVカメラと発光体の初期条件について実験し,カメラは暖機運転をすることで,また,発光体の初期条件は蓄光ー発光を複数回繰り返すことで,測定値が安定することを確認した。次に,この精度向上の条件を踏まえ,発光体の品質工学によるパラメータ設計(目的機能は時間ー輝度の関係,誤差因子は耐候性劣化とするなど)を行い,発光体の成形条件において,長時間の高輝度発光,劣化に強い最適条件を求めた。次に,測定精度の確認のため,同一条件で再度測定を行い,要因効果図と最適条件を比較した。その結果,最適条件は一致し,要因効果図での因子内の順位関係は類似した。このことから,本測定法は有効な方法といえる。