抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ベンチャーキャピタル(以下,VCと略す)のミクロ的な行動からマクロ経済との関係に至る多様な「研究課題」を概観し,それらを統合する「ベンチャーキャピタルの経済学」の可能性,またVC投資固有の問題やVC投資の特徴について考察し,研究課題・研究の方向性について説明する。1)VCは「投資事業有限責任組合を組成して投資を行うVC」が主流であり,その特徴と課題について述べる。2)投資ステージ・投資契約といった「VC投資の実際」について概観し,「典型的」なVC投資モデルとの対比の中で企業家と投資家(VC)の関係を「企業家は,投資ステージ・投資ラウンドの進展にともなって,『企業の所有者かつ経営者』という性質を『獲得』していく」という仮説を示し,初期ステージにおける投資理論と展開の可能性を述べる。3)Amit,Brander,and Zott(1998,1999)で用いられたVC投資の理論モデルと「実際」のVC投資との対比について述べる。