文献
J-GLOBAL ID:201602219286276600   整理番号:16A1390464

Ca(NO3)2ストレス下のキュウリ実生の光合成と炭素窒素収支に対するスペルミジンの緩和効果

Mitigative effects of spermidine on photosynthesis and carbon-nitrogen balance of cucumber seedlings under Ca(NO3)2 stress
著者 (7件):
資料名:
巻: 129  号:ページ: 79-91  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: G0618A  ISSN: 0918-9440  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Ca(NO3)2ストレスは,植物生産に対する最も深刻な制約の1つであり,植物成長と発育を制限する。ポリアミンの適用は,植物耐塩性を強化するための便利で有効な取組である。本研究は,キュウリ(Cucumis sativus L. cv.Jinyou No.4)のスペルミジン(Spd)によるCa(NO3)2ストレス耐性の基礎となる光合成の炭素窒素(CN)機構を発見することを目的とした。実生成長と光合成の能力[純光合成速度(PN),気孔コンダクタンス(Gs),細胞間CO2濃度(Ci)と蒸散速度(Tr)を含む]は,Ca(NO3)2ストレス(80mM)によって著しく抑制された。しかしながら,葉に適用されたSpd(1mM)処理は,Ca(NO3)2ストレスストレスによって生じたキュウリにおける成長と光合成の低下を緩和した。さらに,外因性Spdの適用は,Ca(NO3)2ストレスに起因するNO3-およびNH4+の蓄積を有意に減少させ,同時にN代謝酵素の活性を著しく増加させた。 加えて,光合成N利用効率(PNUE)と遊離アミノ酸はCa(NO3)2ストレスに応じて外因性Spdにより著しくの強化され,このように,N含有化合物と可溶性蛋白質の生合成を促進した。また,(スクロース,フルクトースとグルコースを含む)いくつかの炭水化物の量,総C含有量とC/N比は,Spdの存在下で著しく増加した。結果に基づき,著者らは,外因性Spdがアミノ酸への硝酸塩変換を効果的に促進し,キュウリ光合成とC同化を向上し,それによってC/N収支を維持する植物体の能力を強化して,Ca(NO3)2ストレス下のキュウリの成長を最終的に促進する可能性があるあることを示唆した。Copyright 2015 The Botanical Society of Japan and Springer Japan Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
野菜  ,  植物生理学一般  ,  光合成 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
引用文献 (73件):

前のページに戻る