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J-GLOBAL ID：201602237277296658   整理番号：16A0495654

プロジェクタ用符号化開口と階層的復元を用いたDepth from Defocus

著者 (6件)： 堀田祐樹 (鹿児島大) ,  芝優希 (鹿児島大) ,  小野智司 (鹿児島大) ,  古川亮 (広島市大 情報科学) ,  日浦慎作 (広島市大 情報科学) ,  川崎洋 (鹿児島大)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D(Web)
巻： J99-D  号： 5  ページ： 559-570 (WEB ONLY)  発行年： 2016年05月01日 
JST資料番号： U0473A  ISSN： 1881-0225  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,符号化開口を備えたプロジェクタの投影光のボケを用いてアクティブ三次元計測を行う手法を提案する。画像のボケを用いて奥行きを推定する技術はDepth from Defocus(DfD)として広く研究されており,例えば,格子状のドットパターンを投影することで奥行きを推定する手法が提案されている。しかしながら上記の手法では,得られる奥行きマップの密度が低いという問題があった。本論文で提案する手法は,ビデオプロジェクタの利用による動的に変更可能な投影パターンの実現と階層的復元処理により,より密な奥行きマップを構成することができる。加えて,符号化開口を利用することで投影パターンが互いに重なるほどボケを生じた場合であっても,奥行きを推定することができる。実機を用いた実験により,符号化開口を用いない従来のアクティブ三次元計測手法では焦点ずれにより計測を行えない領域でも,提案手法は奥行きを計測できることを確認した。また,提案手法は階層的復元処理を行うことで,奥行き推定精度,処理速度,及び,奥行きマップの密度の全ての面で先行研究を上回ることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *画像処理 ,  *投影機 ,  *推定 ,  回復 ,  精度 ,  速度 ,  階層構造 ,  密度
準シソーラス用語： *プロジェクター ,  奥行きマップ ,  *奥行推定 ,  階層 ,  処理速度 ,  符号化開口 ,  復元

分類 (2件)： 写真の投写  (ZA04020X) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (36件)：

• K. Sato and S. Inokuchi, “Range-imaging system utilizing nematic liquid crystal mask,” Proc. 1st Int. Conf. Comp. Vision, pp.657-661, 1987.
• Y. Sato, K. Hattori, and M. Otsuki, “Real-time handy rangefinder cubicscope,” ICARV’94, pp.1148-1152, Nov. 1994.
• Microsoft, “Xbox 360 Kinect,” 2010. http://www.xbox.com/en-US/kinect.
• D.C. Ghiglia and M.D. Pritt, Two-Dimensional Phase Unwrapping: Theory, Algorithms, And Software, Wiley-Interscience, 1998.
• H. Zhao, W. Chen, and Y. Tan, “Phase-unwrapping algorithm for the measurement of three-dimensional object shapes,” Appl. Opt., vol.33, no.20, pp.4497-4500, 1994.

タイトルに関連する用語 (4件)： プロジェクタ ,  符号化開口 ,  復元 ,  DEPTh