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J-GLOBAL ID：201602242035370287   整理番号：16A1198934

PVA太径短繊維の埋込長や角度が繊維補強コンクリートの引張性能に及ぼす影響

著者 (5件)： 米山翔太 (岐阜大 大学院工学研究科) ,  坂井悟 (昭和コンクリート工業) ,  小島巧 (岐阜大 大学院工学研究科) ,  小林孝一 (岐阜大 工) ,  六郷恵哲 (岐阜大 工)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 16  ページ： 461-466  発行年： 2016年10月13日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： PVA短繊維などを用いた繊維補強コンクリートの性能が高くなれば,鉄筋配置が不要となり鉄筋腐食の心配がない。繊維補強コンクリートの性能を高めるには,繊維の付着挙動の解明が重要である。本研究では,体積当たり2%のPVA太径短繊維を混入したダンベル型供試体の引張試験と,この繊維とコンクリートとの付着試験とを行い,結果を比較した。本試験の付着試験の条件下では,繊維1本の破断荷重は,埋込角度が0°~75°と変わっても100N程度であった。引張供試体の破断面に観察された繊維本数でマトリックスにひび割れが発生した後の最大荷重を除した値は80~100Nであり,付着試験で得られた繊維1本当たりの破断荷重と同程度であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *繊維強化コンクリート ,  *ポリビニルアルコール繊維 ,  引張試験 ,  *埋込み【挿入】 ,  亀裂 ,  顕微鏡
準シソーラス用語： *PVA短繊維 ,  ひび割れ ,  マイクロスコープ ,  *繊維補強コンクリート ,  太径 ,  破断荷重 ,  付着試験 ,  埋込角度 ,  埋込長

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (8件)：

• 清田雅量,三橋博三,閑田徹志,川又篤:セメント系複合材料における繊維の付着特性に関する基礎的研究,コンクリート工学年次論文集,Vol.23,No.2,pp.187-192,2001
• 小澤国大,国枝稔,閑田徹志,中村光:超高強度マトリクスに埋め込まれた有機系繊維の付着特性,コンクリート工学年次論文集,Vol.30,No.1,pp.231-236,2008
• 繊維の付着試験方法,JCI-SF8,繊維補強コンクリートの試験方法に関する基準,日本コンクリート工学協会,1984
• 董賀祥,大久保誠介,福井勝則:ポリオレフィン繊維のコンクリートとの付着特性と埋込角度・長さの影響,Journal of MMIJ,Vol.126,No.12,pp.654-659,2010
• 董賀祥,西村正,関博:合成短繊維の付着特性が補強コンクリートの曲げ特性に与える影響に関する研究,コンクリート工学論文集,Vol.20,No.1,pp.1-13,2009

タイトルに関連する用語 (5件)： 太径 ,  短繊維 ,  埋込 ,  繊維補強コンクリート ,  引張