文献

J-GLOBAL ID：201602267916500291   整理番号：16A0483462

2014年2月の南岸低気圧による降雪による雪崩被害

Avalanche Disaster Caused by a Cyclonic Heavy Snowfall on Fabruary, 2014

著者 (4件)： 上石勲 (防災科学技術研 雪氷防災研究セ) ,  中村一樹 (防災科学技術研 雪氷防災研究セ 新庄雪氷環境実験所) ,  安達聖 (防災科学技術研 雪氷防災研究セ 新庄雪氷環境実験所) ,  山下克也 (防災科学技術研 雪氷防災研究セ)
資料名： 主要災害調査  (Natural Disaster Research Report)
号： 49  ページ： 31-37  発行年： 2016年02月26日 
JST資料番号： Y0087A  ISSN： 1344-1825  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2014年2月の南岸低気圧による大雪後,現地調査や聞き取り調査を実施した。その結果,東日本太平洋側で多数の雪崩が発生し,少なくとも10名以上の方が雪崩に遭遇したが,その後の対応により九死に一生を得ていることがわかった。雪崩は,勾配が40~45度で樹木が生えている斜面でも発生しているなど,冬型の降雪による表層雪崩と異なる性質があることが分かった。南岸低気圧による降雪は,柱状や鼓型の結晶形をしており,安息角は35~45度で,崩れやすい雪であることが推定される。今後も研究や実験を通じて,この種の雪崩の解明と防災に役立てる必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： *降雪 ,  *雪崩 ,  損害 ,  調査 ,  安息角 ,  温帯低気圧 ,  氷晶 ,  栃木県 ,  山梨県 ,  宮城県
準シソーラス用語： ヒアリング ,  南岸低気圧

分類 (1件)： 中小規模擾乱,降水特性  (DC05120X)

引用文献 (1件)：

• 中村一樹・上石勲・阿部修(2014):2014年2月の低気圧の降雪による雪崩の特徴.日本雪工学会誌,Vol.30-2,106-113.

タイトルに関連する用語 (4件)： 南岸低気圧 ,  降雪 ,  雪崩 ,  被害