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J-GLOBAL ID：201602269769850282   整理番号：16A0415217

スパースモデリングの発展-原理から応用まで-2.地球惑星科学分野への応用 2-4 スパースモデリングによる津波堆積物の判別-津波到達推定への応用-

著者 (4件)： 駒井武 (東北大 大学院環境科学研究科) ,  桑谷立 (海洋研究開発機構) ,  中村謙吾 (東北大 大学院環境科学研究科) ,  土屋範芳 (東北大 大学院環境科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会誌  (Journal of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers)
巻： 99  号： 5  ページ： 418-423  発行年： 2016年05月01日 
JST資料番号： F0019A  ISSN： 0913-5693  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 津波堆積物の詳細な分析に基づく地球化学的な解析は,津波の到達範囲やその頻度及び規模などを推定する上で重要な科学的情報を与える。堆積物の地球化学的な特徴は複雑であり,その起源や移動,浸食などの多くのメカニズムを含む物理化学プロセスに大きく依存している。本稿では,津波堆積物とそれ以外の堆積物を判別することを目的とした主成分分析及びスパースモデリングの適用事例について報告する。2011年東日本大震災による津波堆積物の試料を用いて解析を実施した結果,今回の津波堆積物を完全に判別することに成功した。(著者抄録)

シソーラス用語： *自然科学 ,  *津波堆積物 ,  *津波 ,  *推定 ,  *可到達性 ,  化学的性質 ,  主成分分析 ,  事例研究 ,  過程
準シソーラス用語： *スパースモデリング ,  *地球惑星科学 ,  地球化学的特徴 ,  適用事例 ,  物理化学過程

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  その他の情報工学基礎理論  (JB06000C)

引用文献 (6件)：

• 駒井 武,川辺能成,原 淳子,坂本靖英,張 銘,“東日本沿岸における津波堆積物の性状に関する緊急調査-津波堆積物に起因する土壌汚染リスク-,“GSJ地質ニュース, vol.1, no.6, pp.181-184,2012.
• K. Goto, D. Sugawara, S. Ikema, and T. Miyagi, “Sedimentary process associated with sand and boulder deposits formed by the 2011 Tohokuoki tsunami at Sabusawa Island, Japan,“ Sedimentary Geology, vol. 282, pp. 188-198, 2012.
• 土屋範芳,井上千弘,山田亮一,山崎慎一,平野伸夫,岡本 敦,小川泰正,渡邊隆広,奈良郁子,渡邉則昭,東北地方津波堆積物研究グループ,“東北地方太平洋沖地震による岩手,宮城,福島県沿岸域の津波堆積物のヒ素に関するリスク評価,“地質学雑誌,vol.118, no.7, pp.419-430,2012.
• 川辺能成,原 淳子,保高徹生,坂本靖英,張銘,駒井武, “東日本大震災における津波堆積物中の重金属類とそのリスク,“ 土木学会論文集G,vol.68, pp.195-202,2012.
• 桑谷 立,中村謙吾,渡邊隆広,小川泰正,駒井 武,“主成分分析を用いた次元圧縮に基づく東北地方太平洋沖地震による津波堆積物の地球化学的特性評価,“地質学雑誌,vol.123, no.6, pp.923-935,2014.

タイトルに関連する用語 (9件)： スパースモデリング ,  発展 ,  原理 ,  応用 ,  地球惑星科学 ,  津波堆積物 ,  判別 ,  津波 ,  推定